2018/7/4 LROニュース(2)
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2018.07.05 UP
2018/7/4 LROニュース(2)
- 【1】 ロシアの北極海におけるオフショア石油開発の再開は2019年以降にずれ込み
- 4月23日、業界紙のインタビューに答えたロシアの担当副大臣は、石油の埋蔵が最も有望視されている海域を対象にした地震波を使用した3D海底地形図の作成は、2020年までに終了する見込みだが、依然として原油価格が低迷しているため、採掘コストが割高な新規のオフショア事業への投資が確保できないため、実際のオフショア石油開発の再開は早くても2019年以降にずれ込む予定であるが、これは欧米による財政面・技術面での制裁の影響ではないと述べた。
- 4月23日、業界紙のインタビューに答えたロシアの担当副大臣は、石油の埋蔵が最も有望視されている海域を対象にした地震波を使用した3D海底地形図の作成は、2020年までに終了する見込みだが、依然として原油価格が低迷しているため、採掘コストが割高な新規のオフショア事業への投資が確保できないため、実際のオフショア石油開発の再開は早くても2019年以降にずれ込む予定であるが、これは欧米による財政面・技術面での制裁の影響ではないと述べた。
- 【2】 カナダ連邦政府が同国北極地域への物流強化のために大規模投資
- カナダ連邦政府は「海洋保護計画」に割り振られている15億ドルの予算から、9430万ドルを支出して、同国北極圏の地域に、より簡単に早く安全に生活必需品を輸送するために必要なインフラと安全施設を整備し、環境的にも安全で、油濁事故が発生した場合でも迅速な対応ができる体制を整備すると4月23日発表した。連邦政府は北西領土とヌナブト準州の地方政府から、具体的な事業についてヒアリングを行っているところで、準州政府は地域の先住民の共同体と緊密な連携を図っていく予定。カナダは北極海における重油バンカーの使用と輸送の禁止に反対しており、カナダの北方地域は、燃料・建設資材・機械・保存可能食品の輸送のために海運に大きく依存している。
- カナダ連邦政府は「海洋保護計画」に割り振られている15億ドルの予算から、9430万ドルを支出して、同国北極圏の地域に、より簡単に早く安全に生活必需品を輸送するために必要なインフラと安全施設を整備し、環境的にも安全で、油濁事故が発生した場合でも迅速な対応ができる体制を整備すると4月23日発表した。連邦政府は北西領土とヌナブト準州の地方政府から、具体的な事業についてヒアリングを行っているところで、準州政府は地域の先住民の共同体と緊密な連携を図っていく予定。カナダは北極海における重油バンカーの使用と輸送の禁止に反対しており、カナダの北方地域は、燃料・建設資材・機械・保存可能食品の輸送のために海運に大きく依存している。