2018/7/3 LROニュース(2)
NEWS
※LROニュースの内容については、有料メールニュースなど営利目的での転載はご遠慮頂くとともに、2次使用の際はLROニュースからの転載である旨を明示していただきますよう、お願いいたします。
記事アーカイブ
2018.07.04 UP
2018/7/3 LROニュース(2)
- 【1】 ロシアが北極圏の軍事施設を結ぶ光ファイバーケーブルの敷設を計画
- イザベスチヤ紙はロシア国防省筋の話として、ロシア軍はカラ半島のセヴェロモルスクを起点として、太平洋艦隊の拠点であるウラジオストックまでのロシアの北極圏における軍事施設を結ぶ光ファイバーケーブルの敷設を2隻の特別氷海船級のケーブル敷設のための新船を使用して2019年から開始し、2025年までにネットワークを完成させる予定。このネットワークは北極圏にあるロシアの現在の軍事拠点をつなぐばかりでなく、現在復旧中の冷戦時代に建設され放棄されていた北シベリアや北極海の島々の旧基地も含めてすべての軍事拠点を結ぶこととなる。ケーブルは北極海の海底に敷設され総延長は12700kmに達し、この汎北極海ネットワークが完成すれば、ロシアの軍事力は飛躍的に向上すると軍事専門家は語っている。
- イザベスチヤ紙はロシア国防省筋の話として、ロシア軍はカラ半島のセヴェロモルスクを起点として、太平洋艦隊の拠点であるウラジオストックまでのロシアの北極圏における軍事施設を結ぶ光ファイバーケーブルの敷設を2隻の特別氷海船級のケーブル敷設のための新船を使用して2019年から開始し、2025年までにネットワークを完成させる予定。このネットワークは北極圏にあるロシアの現在の軍事拠点をつなぐばかりでなく、現在復旧中の冷戦時代に建設され放棄されていた北シベリアや北極海の島々の旧基地も含めてすべての軍事拠点を結ぶこととなる。ケーブルは北極海の海底に敷設され総延長は12700kmに達し、この汎北極海ネットワークが完成すれば、ロシアの軍事力は飛躍的に向上すると軍事専門家は語っている。
- 【2】 米政府がアラスカの保護区における石油資源開発のための手続きを開始
- 米内務省土地管理局(BLM)はアラスカの1900万エーカーにおよぶ北極海国立野生動物保護区(Arctic National Wildlife Refuge: ANWR)において石油資源の開発を許可するための、最初の手続きとして、4段階にわたる環境影響調査の段取りを4月20日に公示した。石油掘削が検討されるのは、ANWRの中でも、最も多くの石油・ガスが埋蔵されている可能性が高い160万エーカーの沿岸平野部であるが、同地域は北極熊とトナカイの生息地としても知られている。BLMは2024年12月までに、石油埋蔵の可能性が最も高い少なくても2地域について、石油掘削のためのリースを認めることが歳入改革法上義務付けられている。BLMはアンカレッジ等アラスカ州の5地域で関係者を集めて公聴会を今後開催する予定。
- 米内務省土地管理局(BLM)はアラスカの1900万エーカーにおよぶ北極海国立野生動物保護区(Arctic National Wildlife Refuge: ANWR)において石油資源の開発を許可するための、最初の手続きとして、4段階にわたる環境影響調査の段取りを4月20日に公示した。石油掘削が検討されるのは、ANWRの中でも、最も多くの石油・ガスが埋蔵されている可能性が高い160万エーカーの沿岸平野部であるが、同地域は北極熊とトナカイの生息地としても知られている。BLMは2024年12月までに、石油埋蔵の可能性が最も高い少なくても2地域について、石油掘削のためのリースを認めることが歳入改革法上義務付けられている。BLMはアンカレッジ等アラスカ州の5地域で関係者を集めて公聴会を今後開催する予定。