2018/4/9 LROニュース(5)

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  • 2018.04.10 UP
    2018/4/9 LROニュース(5)
    • 【1】 現代重工業がエンジンメーカーと組んで船舶運航の効率化を提案
      • 現代重工(HHI)とエンジンメーカーのWinterhur Gas & Diesel (WinGD)はお互いの先進的なデジタル技術を統合して、船主にエンジンと船舶のパフォーマンスに関する情報を提供する共同事業を立ち上げた。HHIのIntegrictスマート船技術は航海中の船舶の情報をリアルタイムで収集・分析して、船主のために航海と船舶管理の信頼性を向上する技術であり、実際の操船者の技術と経験に応じた標準的な航法を提示し、船舶運航の効率化と安全性の向上を図るものである。WinGD社のエンジン診断システム(EDS)はエンジンと関連機材の継続的かつインテリジェントな診断を船舶の運航者に提供する技術で、エンジン不調時に警告を発し、保守管理の適切なタイミングについてアドバイスを与えることができる。この二つの技術を統合することにより、船舶とエンジンをより効率的に運用するための情報を船主等に提供する。
      • 原文 Mar. 5, 2018, Marinemec (長谷部正道)
    • 【2】 米、ジブチでの中国の影響力に懸念
      • ジブチ政府は先月、ドラレ港コンテナターミナルの運営権に関するドバイのDP World社との契約を打ち切ったが、3月6日の米下院軍事委員会の公聴会では、ジブチ政府が同港の支配権を中国に差し出すのとの報告がなされ、アフリカにおける中国の影響力に懸念が広がった。ジブチには米軍基地の近傍に中国が軍事基地を有している。アフリカの米軍トップであるWaldhauser海兵隊大将は、中国が同港の利用を制限すれば、ジブチの米軍基地への補給と、同基地での海軍艦艇への補給能力に影響が生じると述べている。ジブチの米軍基地には特殊任務部隊を含む約4,000人の兵士が駐留しており、イエメンやソマリアへの作戦拠点となっている。中国外交部報道官は、同港の状況について承知していないとしつつ、中国とアフリカ諸国との協力は、第3国を標的としたり、他国を排斥する目的のものではないとして、米側に客観的かつ公平な視点をもつよう求めた。
      • 原文 Mar. 06, 2018 Reuters (武智敬司)
    • 【3】 米第7艦隊司令官がベトナムへの潜水艦派遣に言及
      • 米空母のダナン寄港に合わせベトナムを訪問中の米第7艦隊司令官は電話インタビューにおいて、米越海軍の関係強化を進める考えを述べるとともに、自身の潜水艦乗りの経歴をふまえ、今後米潜水艦のベトナム寄港の実現に強く期待するとともに、自身もこれを進言していく考えを示した。同司令官は今後の両海軍の関係強化の具体的な方策について、ベトナム側と議論し、ベトナム海軍にとって何が有益で、米海軍が何ができるかを明確にしたうえで、プランを提案していきたいと述べた。
      • 原文 Mar. 06, 2018 USNI News (武智敬司)
    • 【4】 ノルウェー北極圏で米海兵隊も参加して陸軍軍事演習が実施
      • 3月5日から、米海兵隊やオランダ海軍からの350人のNATO同盟軍を含む総計5000人の兵士が参加して、ノルウェーの北極圏のトロムセーで冬季演習が開催された。演習の主体はノルウェー北方旅団で9の大隊と憲兵隊から構成されている。ロシア国境から500㎞離れた地域で演習は行われたが、昨年の同様の演習では、ロシアの戦闘機が演習地域のそばまで接近した。本年10月から11月にかけては、過去数十年で最大規模となる軍事演習が数万規模のNATO軍兵士が参加して、ノルウェー中央部のトロンハイム周辺で開催される予定。
      • 原文 Mar. 7, 2018, The Barents Observer (長谷部正道)
    • 【5】 ポルトガルでのEMSA遠隔操縦航空機運用ミッション
      • 欧州海上保安庁(EMSA)は、3か月間にわたるポルトガルでの遠隔操縦航空機(RPAS)の運用をまもなく完了する。主として漁業管理や薬物密輸の分野における違法行為の監視・特定を目的とした沿岸監視飛行は200時間以上に及んだ。このほか、衛星による海洋汚染監視システムであるCleanSeaNetで探知した海洋汚染をRPASで確認することや、海上衝突事故防止や衝突事故調査のため分離通航帯の監視を行うことも可能である。RPASの業務は、ポルトガルの複数の機関が参加する調整委員会の調整のもと、3月末まで行われる。
      • 原文 Mar. 08, 2018 EMSA (武智敬司)
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