2018/3/14 LROニュース(5)

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  • 2018.03.14 UP
    2018/3/14 LROニュース(5)
    • 【1】 中国の年間総GHG排出量がすでに減少に転じた可能性
      • 【1】中国政府は2014年に、「2030年までに年間地球温暖化ガス(GHG)総排出量を減少に転じ、単位経済成長当たりGHG排出量も現在の水準から60-65%削減する。」とパリ協定実施の一環として約束した。その後経済成長が減速し、再生可能エネルギーへの投資も増えたため、同国内における石炭の使用量が減少した結果、同国内におけるGHG総排出量も2014年を頂点として、すでに減少に転じたとする研究者もいる。しかし、2017年の同国の経済成長率は、7年ぶりに前年の経済成長率を上回り6.9%となったため、これに伴い、中国国家統計局によれば2017年における同国内のエネルギー消費量は2.9%増加したものの、エネルギー源の中で石炭の占めるシェアが1.7%減少したため、GHGの排出量が再度増加に転じたかどうかは現時点では判明していない。
      • 原文 Feb. 12, 2018, Climate Change News (Dafnis)
    • 【2】 砕氷船なしのLNGタンカーが冬季に初めて北極海北航路を横断
      • 【2】Teekay社の新型砕氷LNGタンカーは、建造された韓国の造船所を出航し、1.8mの厚さの氷を自力で砕氷しながら、ヤマルLNG事業の積出港のサベッタ港でLNGを積載した後、北極海北航路を西進し、仏の大西洋岸のモントワール港まで無事LNGの運送を行った。商船が砕氷船のエスコートなしに冬季の北極海北航路を自力で横断するのは歴史上初めて。同社は同タイプの新型砕氷LNGタンカーを6隻、ヤマルLNG事業のために投入する予定。
      • 原文 Feb. 12, 2018, Climate Home News (長谷部)
    • 【3】 ノヴァテクが15億ドルを投資してカムチャッカ半島にLNG積替拠点を建設
      • 【3】2月16日、ロシア極東開発省のHPで公表されたところによれば、ヤマルLNG事業を行うノヴァテク社は、新型砕氷タンカーでヤマルから運送してきたLNGを通常のLNGタンカーに積み替えるためのLNG貯蔵・中継基地を15億ドルかけて、カムチャッカ半島に建設する。候補地は、同半島のアバチャ湾かベシュビンスカヤ湾の2か所に絞られている。貯蔵タンクの容量はこれまで最大の36万㎥となり、年間2000万トンのLNGを取り扱う予定で、2022年から2023年の間に完成する予定。同社は丸紅とMOLとLNGの積替え事業に関し既に覚書を締結している。
      • 原文 Feb. 19, 2018, LNG World News (長谷部)
    • 【4】 海賊抑止には船員の迅速な行動が重要
      • 【4】2月16日、比のバシラン島沖を航行中の船舶がアブ・サヤフと思われる海賊に襲撃されたが、船員が油混じりの熱湯を海賊に浴びせ、海賊を撃退した。船員のこの咄嗟の行動により、海軍や沿岸警備隊が現場に到着する前に海賊を撃退できたとして、比軍現地司令官は称賛している。またReCAAP情報共有センターは、近年の海賊事件件数の減少は、海賊の襲撃を受けたら直ちに当局に通報するといった取り組みの現れであるとして、船員の迅速な行動を称賛している。
      • 原文 Feb. 17, 2018 The Maritime Executive (武智)
    • 【5】 マラッカシンガポール海峡を通航したVLCCの数が10年間でほぼ倍増
      • 【5】シンガポールの日本海事センター(Nippon Maritime Centre: NMC)がマレーシア海事局の統計に基づき作成した資料によれば、マラッカシンガポール海峡を通航した船舶の数は、2011年以来一貫して増加しており、2017年には過去最高の84456隻となった。クラン海上交通センターによれば、2017年には一日平均231隻の船舶が通航した。コンテナ船は同海峡を通航する船舶の中で最大の1/3のシェアを持っているが、2017年の通航船舶数は24446隻と2016年の25786隻から微減した。VLCCは、2017年には6711隻が通航し、2007年の3753隻に比べて倍増に近い伸びを示している。中・小型のタンカーの通行量も過去3年間の平均で3.8%増加し、2017年には20629隻が通航した。
      • 原文 Feb. 19, 2018, Seatrade Maritime News (長谷部)
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