2017/9/27 LROニュース(4)

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  • 2017.09.27 UP
    2017/9/27 LROニュース(4)
    • 1】Hoegh Autolinersが商船三井との談合を否定
      • 1】9月12日、南アフリカの競争当局はHoegh Autolines (HA)と商船三井が2009年から共謀して自動車運搬船に関する談合・カルテル・市場分割等の違法行為を行った結果、7件の罪状で起訴されていると発表した。これに対し、HA社は本件に関する調査は2013年から始まっており、HA社は一貫して罪状を否認しているが、現段階でなぜ競争当局がこのような発表を行ったか不明であるとコメントした。商船三井はコメントを出していない。HA社は自動車運搬に特化した世界的な船社で、現在50隻の自動車運搬船を運用し、世界の自動車運搬船市場で6-7%のシェアを持っている。
      • 原文 Sept. 12, 2017, Reuters (長谷部)
    • 2】ギリシャで油濁事故:アテネ周辺の海岸が遊泳禁止に
      • 2】9月10日、ピレウスに近いSalamina島沖で、2200トンの重油と370トンの低硫黄燃料油(MGO)を積載したタンカーが沈没したが、沈没したタンカーから流出した重油が、アテネ周辺の海岸に流れ着き、ピレウス港周辺の20Kmに及ぶ海岸について、重油除去作業が終わるまで遊泳禁止措置が取られた。アテネ検察庁は事故を起こしたタンカーの船主と船員を既に訴追し有罪になれば船員は5年以上の禁固刑となる。海岸が汚染されたGlyfada市の市長によれば、この油濁事故により環境損害ばかりでなく、ホテル・飲食などの観光業や漁業に甚大な損害が発生している。実際にどれだけの油が沈没した船舶から流出したかは確定していないが、油濁防除用のオイルフェンスが沿岸のいたるところに設置され、約20隻の船が油の除去作業にあたっている。
      • 原文 Sept. 15, 2017, The Washington Post (長谷部)
    • 3】北朝鮮に対する海上封鎖が最も有効
      • 3】(論説)9月11日に承認された最新の国連安全保障委員会の制裁決議は妥協の産物だが、目新しい点としては、北朝鮮に入出港する船舶に対して、公海上の臨検が可能となった点である。しかし、中露に対する妥協の産物として、臨検のための武力行使はできないし、旗国の同意が臨検の条件となっており、米国が企図していた海上封鎖措置に比べると極めて緩やかな措置にとどまっている。より強制力のある海上封鎖のためには新たな安全保障理事会の決議が必要だが、中露を含めて最終的には説得可能な選択肢であり、有効な海上封鎖により、海路による原油の密輸入、繊維製品・水産物の密輸出、核・ミサイル開発に必要な高度な加工機械や原料の密輸入を阻止できる。中国は今までとおり陸上経由で、制裁違反の密輸入・輸出を継続することは可能であるが、海上ルートを完全に遮断できれば、密輸品はすべて陸上経由ということになるので、中国により一層の圧力をかけることが可能となる。
      • 原文 Sept. 13, 2017, Bloomberg (長谷部)
    • 4】多くの運航中の船舶がコンピューターウイルスに感染
      • 4】英国の調査会社が2500名の船員を対象にアンケート調査したところによれば、40%の船舶職員がコンピューターウイルスに感染した船舶に乗船したことがあると回答し、回答者の87%が全くサイバーセキュリティに関する訓練を受けていないことが分かった。バルチック国際海運協議会(BIMCO)の海上保安担当者も、BIMCOの調査によっても、多くの船舶が旧式で適正に保護されていないソフトウェアを使用している実態が明らかになっていることを確認した。英国のコンサルタント会社も、陸上の普通の企業が使用しているITシステムと比べて、船上のITシステムのコンピューターウイルスに対する防護体制は遅れているうえ、船員は普通の企業の職員に比べて、サイバーセキュリティに関する意識が低いと指摘している。
      • 原文 Sept 14, 2017, Splash 24/7 (長谷部)
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