2017/7/27LROニュース(4)

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  • 2017.07.27 UP
    2017/7/27LROニュース(4)
    • 1】中国造船業界の本年上半期の新規受注額が対前年比29%減少
      • 1】中国工業情報化部によれば、2017年上半期に同国造船業界が新規に獲得した受注量は1151万dwtとなり、対前年比29%の減少となったが、全世界の新規受注量のシェアでは42.4%を維持した。上半期の手持ち受注量は8284万dwtで前年比30.5%の減少となった。一方、上半期に竣工した船舶量は2654万dwtで前年比57.4%の増加となった。
      • 原文 July 21, 2017, Seatrade Maritime News (長谷部)
    • 2】船舶の環境性能に応じた港湾使用料金の割引は各港湾の自主的な判断で
      • 2】7月20日、バルト海港湾機構(BPO)は、先日欧州委員会が発表した環境性能に優れた船舶に対する港湾使用料金の割引制度に関する報告書(港湾間の競争条件の均一化の観点から、EUとして当該割引制度について共通政策を持つことが望ましいと結論)に対して、割引制度の導入はあくまで各港湾の自主性に任されるべきとする意見を表明した。港湾料金の環境割引制度については、より整合性のある効率化された取り組みの方が、実際に実施しやすく、港湾・海運両部門に対する影響も抑えることが可能かもしれないが、協力とベストプラクティスの共有は、従来からバルト海沿岸の各港湾の十八番であり、各港湾の自主性を保ちながら、それぞれに異なる環境割引制度を運用していくことは十分可能と考える。
      • 原文 July 20, 2017, BPO (Hannah)
    • 3】EUのEfficenSea2事業がポーランドのグディニャ港にスマートブイを試験設置
      • 3】ポーランドのグディニャ港の海事当局は、EUのEfficenSea2事業の一環としてスマートブイの試験設置を開始した。スマートブイは、気候・波高・水位などの情報を完全自動で観測し、港湾管理者や周辺の船舶に完全に自動で送信することができる。水先人や海上交通センターの管制官、地域救難センターの職員の要望を踏まえて、スマートブイは開発され、スマートブイの中には、携帯電話のネットワークに接続可能なAIS/GPS送受信装置、水文気象学上のセンサー、GSMラジオが装備され、既に実験室段階での試験は終了しており、今回が実際の海上における初の実証実験となる。
      • 原文 July 20, 2017, EfficienSea2 (長谷部)
    • 4】米軍関係者が伊豆半島沖衝突事故はイージス艦側の責任と非公式に表明
      • 4】7月21日、米軍関係者が、乗組員の証言やレーダーの情報分析の結果、伊豆半島沖衝突事故は衝突の直前までイージス艦側が周辺を航行する船舶の状況を把握しておらず、衝突の直前まで何も回避行動をとらなかったのが原因と考えられるとCNNを含む複数の報道関係者に非公式に表明した。米海軍の広報担当は、事故調査は依然として初期段階で、事故原因について憶測するのは時期尚早とコメントしている。事故調査は米海軍国家運輸安全委員会の依頼を受けた米沿岸警備隊が行っているほか、日本政府と旗国である比政府も並行して事故調査を行っている。
      • 原文 July 21, 2017, Reuters (長谷部)
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