2017/6/13 LROニュース(4)

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  • 2017.06.13 UP
    2017/6/13 LROニュース(4)
    • 1】リックマースが裁判所に破産申請
      • 1】5月31日に最大の債権者であるHSH Nordbankから再建案を拒絶された独の海運会社のリックマース社は6月1日裁判所に破産申請を行った。リックマース社は最近破綻した独の海運会社の中では最も大きな海運会社であり、114隻の船舶を保有し、2000人を雇用している。創業家の持ち株比率を24.9%に縮減することを中心とする再建案が、同社の負債の約半分を保有するHSH銀行に受け入れられなかった。同社の保有する船舶の価値は6億6100万米ドルと評価されているが、破産に伴い売却あるいは解体されても2億4400万米ドルしか回収できないと評価されている。2016年の同社の売り上げは4億8300万ユーロであったが、3億4100万ユーロの赤字を出していた。
      • 原文 June 1, 2017, Reuters (長谷部)
    • 2】パリ・東京・黒海MoUがECDISについて集中検査キャンペーン
      • 2】パリ・東京・黒海MoUは9月から共同で3か月間、電子海図表示システム(ECDIS)をはじめとする航行安全に焦点を当てた集中検査キャンペーン(CIC)を行うと発表した。この期間PSC検査官は8月に発表される標準質問票を使用する。CICのテーマは、ポーランドで開催されていた第35回パリMoUの総会で発表された。同時に現行の旗国に関する評価表(Black-Grey-White List)と認定代行機関(RO)の評価表も近日中に見直すことを発表した。
      • 原文 June 1, 2017, Safety4Sea (長谷部)
    • 3】DNV GLがGHG削減のための計算モデルを提供
      • 3】5月30日、DNV GLは2050年までに船舶から排出されるGHGガス排出を削減するのを支援するために、GHGガス削減のための様々な施策による削減可能GHGの量とそのコストを計算するためのコンピューターモデルを開発し一般公開した。このモデルは、世界全体の船舶やある特定のグループの船舶あるいは個々の船舶をも計算の対象とすることができるので、船主は保有船舶についての理想的な解決策を見つけるのに利用し、地方公共団体は当該海域を航行する船舶をグループとしてとらえてGHG削減の戦略や支援策を考案し、国際的な政策立案者は全世界の船舶を対象として最適な政策を考案することが可能となる。
      • 原文 May 30, 2017, DNV GL (Hannah)
    • 4】オマーン湾で海賊がタンカーを襲撃
      • 4】EU NAVFORによれば、6月1日、オマーン湾のマスカット東方100マイル沖合を航行中のタンカーが6人の武装海賊が乗船したボートに接近されたが、タンカーがBest Management Practiceに従って、全速力で回避行動を行い、海賊とタンカーに乗船していた保安チームとの間の小規模な銃撃戦の後、海賊は退散した。タンカーとその乗員に損害はなかった。
      • 原文 June 1, 2017, EU NAVFOR (長谷部)
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