2017/4/27LROニュース(5)

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  • 2017.04.27 UP
    2017/4/27LROニュース(5)
    • 1】ICCTが北極海における重油バンカーの使用禁止に関する調査報告書を発表
      • 1】4月18日、The International Council on Clean Transportation (ICCT)は、「北極海における重油バンカーの代替策:経済と環境の妥協点」と題する報告書を発表したところ概要以下のとおり。今回の研究では、重油バンカーの代替として蒸留された軽質油とLNGをバンカーとすることについて検討した。LNGをバンカーとして使用するためには、北極海を航行するすべての船舶の機関を改造しなくてはいけないので、短期的には経済的に実現可能な選択肢ではない。2020年以降、重油以外の軽質油をバンカーとして使用するための追加コストは約900万から1100万米ドルと想定され、割合では4%程度の燃費の増加につながるが、重油による油濁事故が北極海で発生した際の回復費用が約1億米ドルかかることと比較すれば妥当な選択肢であるし、重油の使用・輸送禁止はこうした油濁事故のリスクを排除するだけでなく、重油を炊くことによって発生する黒煙の削減にも効果がある。
      • 原文 Apr. 18, 2017, ICCT (長谷部)
    • 2】NGO「海上の人権」が放置された船員の人権について声明を発表
      • 2】(論説)NGO「海上の人権」のCEOが中国で発生したインド人船員の人権侵害について声明を発表したところ概要以下のとおり。中国人が船主・運航者である香港籍ばら積み船が、昨年12月に機関故障のため航行不能となり、修理のため本年1月に舟山港内の造船所に係留されている。同船舶にはインド人の13人の船員が乗り組んでいるが、昨年の11月以来、給料の支払いが停止しており、生活に必要な水、食料、暖房に必要な燃料の供給状況も最低限かつ不安定で、船員の生活環境は不衛生で安全な状況ではない。船員は未払いの賃金の支払いと帰国費用の支払いを船主と船主の保険者に求めているが、船主は1か月分の給料の支払いで和解するよう船員に求めている。船員は、船籍国である香港当局、インド海運局、インド総領事館、ロイズ、国際運輸労連(ITF)、国際船員福利支援ネットワーク(ISWAN)、Seafarers’ Rights International (SRI)、国際労働機関(ILO)、IMO等多くの関係者に働きかけたが、何ら具体的な支援を受けていない。「経済的に困窮した船主の問題。ほかの国の話。困っている船員はどこにでもいる。私達の問題ではない。」と良心的な人々が見て見ぬふりをするとき悪いことが起こる。
      • 原文 Apr. 20, 2017, Human Rights at Sea (Hannah)
    • 3】2011年に拘束されたソマリア海賊が未だ司法手続き中
      • 3】ソマリア沖の海賊が再度活発化しているが、インドにおいては、2011年に拘束された100人以上のソマリアの海賊の司法手続きが未だに係争中である。4月15日、ムンバイの裁判所において、15人の海賊の抗弁が行われ、海賊側は、6年にわたり拘留されていることを考慮して、インドからソマリアへの国外追放とするか、または刑罰の軽減を裁判所に求めた。海賊の中には、インドの刑務所での食事が合わないと不平を申し立てる者もいる。
      • 原文 Apr. 25, 2017 The Maritime Executive(武智)
    • 4】サウジアラビア:石油積出施設への自爆ボートテロを阻止
      • 4】サウジアラビア内務省によれば、4月25日午前、国営石油会社アラムコが所有するジーザーンの石油積出施設に対する自爆ボートによるテロを、サウジアラビア沿岸警備隊が阻止した。自爆ボートはイエメン領内の小島から出航し、サウジアラビア領海に入ると34ノットに増速し、石油積出施設に向けて航走した。自爆ボートは遠隔操縦されており、サウジアラビア沿岸警備隊が自爆ボートのエンジンを銃撃し、石油積出施設の1.5マイル沖で停船させた。サウジアラビア内務省は、この攻撃はフーシ派武装勢力が背後にあるとして、国境警備とテロ対策は万全であると強調した。
      • 原文 Apr. 26, 2017 国営サウジ通信(武智)
    • 5】USCG、東太平洋で大量のコカインを押収
      • 【5】4月22日、米国沿岸警備隊(USCG)巡視船Mohawkは、東太平洋でのパトロールにおいて4億ドル相当のコカインを押収し、母港に帰港した。Mohawkはこのパトロール中、米国外を含む関係機関と協力し、40人の密輸被疑者を検挙し、12,000キロのコカインを押収した。USCGは近年、中南米沖の東太平洋で大量のコカインを押収しているが、USCG長官は、USGCは慢性的な財源不足に陥っており、麻薬密輸に対して十分に機能できていないと述べている。
      • 原文 Apr. 25, 2017 The Maritime Executive(武智)
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