2017/10/23 LROニュース(7)

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  • 2017.10.23 UP
    2017/10/23 LROニュース(7)
    • 1】欧州委員会が新たなプラスチックゴミに対する戦略を検討
      • 1】欧州委員会はこのほど新たな「プラスチック戦略」の草案を発表したところ、プラスチックごみの投棄の抑制に関する対策の概要は以下のとおり。①プラスチックゴミの分別収集を含む既存のごみ処理に関する規制の着実な実施②プラスチックのボトル・コップのような使い捨てプラスチック製品の製造・使用の抑制③EU域内における化粧品や洗浄剤へのマイクロプラスチックの添加の禁止④製品の製造や輸送の過程で意図せずして派生するマイクロプラスチックを削減するための研究開発の支援と法的規制の検討⑤製造者責任制度を上記派生マイクロプラスチックにも拡大等
      • 原文 Oct., 2017, Politico (長谷部)
    • 2】アジア・アフリカの10の大河が世界の海洋プラスチックゴミ9割の汚染源
      • 2】独のヘルムホルツ環境研究センターの学際的な研究者達が”Environmental Science & Technology”の最新号に投稿した論文によれば、世界の海洋プラスチックゴミの約9割が世界の10の大河を汚染源としており、そのうちアジアの河川が8つ、さらにそのうち中国の河川が4つであると報告している。具体的には、長江・黄河・海河・珠江・インダス・ガンジス・メコン・アムール・ナイル・ニジェールの各河川。問題解決のためには、河川周辺地域のごみ管理制度の構築と国民意識の向上が必要で、この研究が長期的な問題解決の一助になって欲しいとしている。
      • 原文 Oct. 17, 2017, UFZ (長谷部)
    • 3】メキシコ湾で海中パイプラインから油が流出
      • 3】10月13日、ルイジアナ州ベニスの南東40マイル沖合のメキシコ湾で、海中パイプラインから7950から9350バレルの油が流出した。国家対応センターから事故の一報を受けた米国沿岸警備隊(USCG)のニューオリンズ保安部が油濁被害の範囲の確認にあたり、14日に4回にわたり洋上飛行を行ったが、油膜を発見しなかった。USCGと関係者は海流モデルを活用して、引き続き海上の油膜や海中の油の塊があるかもしれない海域の監視を行う予定。
      • 原文 Oct. 14, 2017, WJHG (長谷部)
    • 4】国際P&Iグループが木炭をコンテナ輸送する際の新ガイドラインを作成
      • 4】国際P&Iグループは、貨物事故通報制度(the Cargo Incident Notification System: CINS)と共同で、木炭等の動植物性の炭素をコンテナで輸送する際の新たなガイドラインを発表した。木炭等は熱源が無くても空気さえあれば、自ら熱をもって発火に至ることがあり、最近ではコンテナで輸送中の木炭等による発火事故が多く報告されている。木炭等の生産は年間5000万トンを超えており、新ガイドラインにより、海上輸送の安全性を向上させるばかりでなく、荷主がコンテナに木炭等を積載したことを海運会社等に適切に申告し、事故防止のために適切に木炭等をパッケージすることを担保することを目的としている。ガイドラインは以下のリンクを参照。
      • 原文 Oct. 11, 2017, IG P&I (長谷部)
    • 5】DNV GLが全ての証書を電子化
      • 5】過去数年間にわたって、DNV GLはいくつかの船主と旗国と連携して、電子証書が受け入れられるか試行を行ってきた。この結果、既に45の旗国がDNV GLが電子証書を発行することを認めている。電子証書はDNV GLの船上検査が終了次第、DNG VLの顧客ポータルにアップロードされ、船主の許可を得て、暫定アクセスコードを取得した用船者・PSC/旗国関係者・保険会社等が直ちに最新の証書にアクセスできるようになる。電子証書は電子署名と特殊な追跡番号(UTN)により、有効性と正統性をオンラインで確認することができ、船主の事務的な負担を大幅に軽減することが可能となる。
      • 原文 Oct. 16, 2017, DNV GL (長谷部)
    • 6】週間海上保安情報(10月17日)
      • 6】マレーシア:10月12日午前8時20分頃、シンガポール海峡西側において、タグボートに曳航された無人リグに5人の賊が侵入した。マレーシア海上法令執行庁(MMEA)が急行したが賊は逃走し、タグボート乗員は無事である。この地域では油狙いの強盗の懸念が高まりつつあり、10月2日には軽油の強奪を図った15人の海賊がインドネシア海軍に逮捕されている。フィリピン:10月10日、フィリピン情報筋は、アブ・サヤフ(ASG)がサバ州沿岸で拉致攻撃を企てているとして警戒を呼び掛けている。報告によれば、ASGの主な標的は韓国人であるとのことである。2016年3月以降、スールー海及びセレベス海でASGは数十人のマレーシア人及びインドネシア人の船員を誘拐しているが、マレーシア、フィリピン、インドネシアによる合同パトロールなどによる警戒により、最近は活動を低下している。ナイジェリア:10月11日午前9時20分頃、ブラスの南約21マイルにおいて武装した8人の賊が補給船に侵入した。補給船の乗員がシタデルに避難している間に、賊は補給船の備品や私物を盗んで逃走、補給船の乗員は無事とのことである。ナイジェリアデルタ沖では誘拐事件が頻発しており、シタデルに避難していない乗員が誘拐される傾向にある。補給船は乾舷が低く侵入が容易なため、標的にされやすい。中国:中国外交部は10月11日、米海軍駆逐艦が10日に南シナ海で実施した航行の自由作戦に対し公式に抗議した。米艦は中国及びベトナムが領有権を主張するパラセル諸島に中国が建設した人工島から12マイル以内を航行、中国は米国が国際法及び中国国内法に違反していると主張している。航行の自由作戦はトランプ政権発足後4回目である。ソマリア:イラン外務省報道官は10月12日、プントランド海上治安当局が10月6日に密漁を行ったイラン漁船を銃撃したことに対し、両国の緊張を増すものとして非難した。本件では漁民1名が死亡している。ソマリア沖ではイラン漁船の密漁がたびたび検挙されている。
      • 原文 Oct. 17, 2017, PROTECTION VESSEL INTERNATIONAL (武智)
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