2017/1/20 LROニュース(5)

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  • 2017.01.20 UP
    2017/1/20 LROニュース(5)
    • 1】フィンランドで世界初のLNG砕氷船が就航
      • 1】1月9日、フィンランドのArctia社は世界初となるLNGと低硫黄分ディーゼル油を燃料とし、ディーゼルエンジンと電気を動力とする世界で最も環境に配慮し、かつフィンランドでは最も砕氷能力の高い最新の砕氷船ポラリスを就航させた。フィンランドは同国独立以前の1890年から砕氷船運航の実績を持っている。同船はEUのTEN-T計画から補助を得て建造された。
      • 原文 Jan 10, 2017,The Arctic Journal(長谷部)
    • 2】ロシア極東地域の港湾でバンカー不足が深刻化
      • 2】ロシア極東地域のウラジオストク等の港湾におけるバンカーの供給が滞っている結果、バンカー価格が高騰している。2016年後半に補給される予定であったバンカーですら新年休みを終えても補給されておらず、バンカー不足が深刻化している。
      • 原文 Jan 10, 2017,PortNews(長谷部)
    • 3】インドネシアで錨泊船に対する強盗事案が発生
      • 3】国際商業会議所(ICC)国際海事局(IMB)によると、1月8日17時35分、インドネシア東カリマンタン州サマリンダのムアラベラウ錨地において、錨泊中のばら積船に5人の強盗が侵入、当直の乗組員を前橋に縛り付けた。この乗組員が呼びかけに応じないのを不審に思った他の当直員が点検のため船首楼付近に接近したところ強盗に気付き当直士官に連絡、当直士官が警報を作動させた。強盗は警報を聞き、警戒態勢に入った乗組員を視認したのち、盗んだ備品を持って、高速ボートで逃走した。
      • 原文 Jan 8, 2017,ICC(武智)
    • 4】国際海事局が2016年の海賊事件に関する年次報告書を発表
      • 4】1月10日、国際商業会議所(ICC)国際海事局(IMB)が発表した2016年の年次報告書によれば、海賊事件は191件と1998年以降最低であった一方、誘拐された乗組員の数は62人と過去10年で最高を記録した。具体的には、150隻の船舶が海賊に乗船され、12隻が銃撃に遭い、7隻が乗っ取られ、22件が撃退されている。身代金目的の誘拐事件は前年の3倍にあたる15件発生し62人が誘拐された。過半数が西アフリカで誘拐されているが、28人がマレーシア・インドネシア周辺でタグ・バージ・漁船、最近は一般商船から誘拐されている。
      • 原文 Jan 10, 2017,IMB(武智)
    • 5】USCG:小型旅客船の年次検査用RBDMガイドラインを通達
      • 5】米国においては、小型旅客船に対する検査の需要が年々増え、技術的な複雑性も増しているので、海事検査担当官(OCMI)は、限られた検査体制の下で、小型旅客船に対する年次検査の優先順位をつけ、必要に応じ検査範囲を限定しなくてはならない。1月5日、米国沿岸警備隊(USCG)は、OCMIが上記年次検査に関する裁量権を行使する前提として、海事検査官(MI)が個々の船舶のリスクに応じて判断を行う(Risk-BasedDecisionMaking:RBDM)ことを客観的・統一的に支援するためのガイドラインを作成し通達した。船舶はこのガイドラインに照らして、個々に年次検査の縮減が適切かどうか判断されなくてはならず、この通達によりOCMIに対し、年次検査の縮減に関する裁量権を自動的・一義的に白紙委任するものではない。
      • 原文 Jan 9, 2017,SAFETY4SEA(武智)
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