2017/1/10 LROニュース(5)

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  • 2017.01.10 UP
    2017/1/10 LROニュース(5)
    • 1】米沿岸警備隊がバラスト水管理装置の型式認証を追加
      • 1】12月初旬に、米国沿岸警備隊はバラスト水管理装置(BWM)としては初めての型式認証をノルウェーのOptiman社のシステムに対して出していたが、このほど、スウェーデンのAlfaTumbaAB社とノルウェーのOceanSaverASのBWMにも46CFR162.060に定める基準に適合するものとして型式認証を与えた。但し、Alfa社の紫外線装置を使用したシステムについては、一定のサイズの紫外線反応装置に限った暫定承認となっており、今回対象外となったサイズの反応装置については現在海洋安全センター(MSC)で再検討中の紫外線反応装置の規模に関する研究の結果を待って最終判断が行われる予定。OceanSaver社のシステムは電気塩素消毒法と電気透析法を採用している。
      • 原文 Dec 27. 2016.World Maritime News(長谷部)
    • 2】中国空母艦隊が南シナ海で演習
      • 2】台湾国防部によれば、中国の空母が他の5隻の海軍艦艇を従えて、台湾の防空識別圏を通過して、南シナ海に入り、28日には海南島の中国海軍基地に到着した。ソヴィエト製の空母は過去にも南シナ海で訓練に参加したことがあるが、米海軍が行っているような空母の運用を行うまでには、まだ数年かかるものと思われるが、中国政府は現在2隻目の空母を建造中と発表している。台湾軍機がスクランブルを行い、潜水艦が出動したかについて、台湾国防部はコメントを控えているが、注意深く監視し、状況を把握していくとコメントしている。中国外交部は「中国の空母は国際法に従い公海上における航行の自由と上空飛行の自由を行使しているだけである。」とコメントしている。
      • 原文 Dec 27. 2016.Reuters(長谷部)
    • 3】大宇造船海洋の約300名の事務職員が今月から交代で1か月間の無給自宅待機
      • 3】12月28日、大宇造船海洋は経費削減策の一環として、同社の全従業員の約42%を占める4700名の事務職員のうち、約300名が交代で1月より、1か月間の無給の自宅待機を同社の再建が達成されるまで継続して行うと発表した。現代重工業とサムソン重工業も同様の無給自宅待機を自主再建策に組み込んでいるが、まだ実施はしていない。大宇造船海洋は2016年末までに約11200人の職員を20%削減する予定だったが、いまだ実現していない。同社は2016年上半期に、9億8000万米ドルの純損失を出し、債務比率は7000%を超えている。
      • 原文 Dec 28. 2016.Yonhap News Agency(長谷部)
    • 4】インド政府が「サガール・マラ開発会社」を設立
      • 4】インド政府はサガール・マラ港湾開発事業を推進するために「サガール・マラ開発会社(SDC)」を設立した。同社は100億ルピーの資本金で、港湾開発事業にかかわる特別目的会社や州政府などに資金供給をすることを目的に設立された。SDCは民間資本の参加を促進するために、複数の州にまたがるような事業の適正なリスク管理方法の確定や、政府の関係省庁の所要の許認可取得を支援する。個々の開発事業についてはPPP(公民連携)を前提として、個々の港湾管理者や州政府等が実施するが、SDCは全事業について調整・監視の責任を負う。SDCはさらに国家空間計画(NPP)に定められた個々の沿岸経済ゾーン(CEZ)開発の詳細なマスタープランを準備する責任も持つ。
      • 原文 Dec 28. 2016.Lloyd’s List(長谷部)
    • 5】インドネシア海軍、海賊容疑者6人をマラッカ海峡で拘束
      • 5】12月26日、インドネシア海軍の西方艦隊即応部隊は、内報に基き、リアウ諸島州のバタン島周辺海上において、マラッカ海峡で暗躍する海賊容疑者6人が乗船するボートを拿捕し、容疑者を拘束した。6人はマレーシア当方海域を通航するタンカーの襲撃を企図した容疑で逮捕された。部隊司令官によれば、容疑者のうち一人は海賊行為で逮捕され4年半刑務所で服役した履歴があり、残りの一人も犯罪記録がある。
      • 原文 Dec 26. 2016.The Jakarta Post(武智)
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