2020/03/30LROニュース(7)

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  • 2020.03.31 UP
    2020/03/30LROニュース(7)
    • 【1】 コロナウィルス:EUにおける交通従事者の免許・資格証明について
      • 【1】 コロナウィルスに伴う緊急事態の下で許容される交通従事者の免許・証書に関する各加盟国による例外的な取り扱いについて欧州委員会が見解を発表したところその概要は以下のとおり。①多数の加盟国から、COVID-19対策として実施されている外出規制などにより、自動車・船舶・交通従事者に関する免許・証明等の更新が困難になっているという報告を受けている。②欧州委員会は、現在の緊急状況下で、旅客・貨物輸送を維持するために、各国当局が実施している特例措置の必要性は理解する。③しかし、厳格な実施が困難となっているEUの規則自体には、このような緊急事態下においても、各国に対して規則履行の例外や義務の免除を法的に与える権限を欧州委員会に付与していない。④したがって、欧州委員会は加盟国に対して例外措置の内容と期間について本当に必要なものに限るよう要請する。⑤具体的には既に免許・資格を得ている者に対して、更新期限の延長などを認めるのは妥当だが、今まで1回も当該免許・資格を持ったことがない者に対してまで、緊急事態だからといって、みだりに免許・資格を与えるのは、関連するEU規則の本来目的に反するものと言わざるを得ない。
      • 原文 March 27, 2020, 欧州委員会(長谷部正道)
    • 【2】 コロナウィルス:シンガポールが船員交代を認める例外措置を発表
      • 【2】 3月27日、シンガポール海事港湾庁(MPA)は、同港において船員の交代を認める例外措置について回章(No 19 of 2020)を発表したところその概要は以下のとおり。①船員がすでに雇用契約に定める最大の期間、船上で勤務し、これ以上の契約の延長が旗国から認められない場合・家族の死亡等同情すべき理由がある場合・健康上の理由で乗船勤務を継続できない場合に限って、船員の交代を認める。②上記特例をMPAに申請するにあたっては、雇用契約書や医師の診断書などの証拠書類・帰国旅程表・旅行するための健康証明③交代要員が過去14日間健康でコロナウィルス感染者と接触していないことの証明書を提出しなくてはならない。③申請はemailで行うこと。
      • 原文 March 27, 2020, MPA(長谷部正道)
    • 【3】 ナイジェリア・ボニー島沖でコンテナ船が海賊から銃撃される
      • 【3】 3月27日、ナイジェリアのボニー島の南方約99海里の沖合を航行中のコンテナ船が、6人の賊を乗せた1隻の小型艇から銃撃を受けた。コンテナ船が回避動作をとったことから、賊は同船への移乗をあきらめ東に向けて逃走し、同船及び乗組員に被害はなかった。本件事案は2020年に入り当海域で発生した最初の事案であるが、当海域は、2019年に深刻な海上犯罪が多発したナイジェリア及びサントメ・プリンシペの共同開発区域から南東にわずか30海里しか離れていない。この海域では海上保安体制の脆弱性が犯行グループに比較的自由に犯罪活動を行うことを許しており、ポルトガル海軍が巡回活動を行うなどしているものの対象海域は限定的な状況である。
      • 原文 March 27, 2020, Dryad Global(若林健一)
    • 【4】 コロナウィルス:インド政府が海運会社にコンテナ延滞料金等の徴収自粛を要請
      • 【4】 インド政府は、コロナウィルス対策として4月14日まで3週間にわたる全土の封鎖措置を実施しているが、これに伴い、コンテナ物流も大きな影響を受けている。このような状況下で、3月29日、インド政府海運省は海運会社に対して、封鎖期間中、輸出入貨物に関してコンテナ延滞料金(container detention charge)の徴収を自粛し、さらにいかなる新たな又は付加的な料金を導入しないように要請した。封鎖措置の結果として、消費者物流が滞っている結果、多くのコンテナ貨物が港湾内に滞留している。
      • 原文 March 29, 2020, The Economic Times(長谷部正道)
    • 【5】 Stena Bulk: 100%バイオ燃料油の使用実験を近く実施
      • 【5】 スウェーデンのStena Bulk社は3月27日、同社の中規模(Medium Range: MR)タンカーを使用して、オランダ・ロッテルダム港のGood Fuel社が製造するバイオ燃料油、MR1-100を100%使用した試験運航を数週間以内に実施することを発表した。今回使用されるMR1-100は、既に同社のStena Immortal号に給油され使用された実績を持っており、主推進機関の燃料として試験され、本格運用に向けた技術面・運用面での可能性調査を実施する。MR1-100はトウモロコシなどの食用穀物から生産されるバイオ燃料とは異なり、使用済みの食用油を原料とする第二世代のバイオ燃料のため、食料供給を脅かすこともない。同社は、環境意識の高い荷主に対して、環境への悪影響が少ない持続可能な燃料を使用するという新たな選択肢を提示したいとしている。このバイオ燃料を使用することにより、化石燃料に比べ83%のCO₂の排出削減が可能で、今回実施される実験だけでも690mtのCO2の削減を目指す。
      • 原文 March 27, 2020, Stena Bulk(植木エミリ)
    • 【6】 洋上風力発電:2019年の英国における総発電量の1割を供給
      • 【6】 英国政府ビジネス・エネルギー・産業戦略(BEIS)省の発表によると、2019年末の英国内の再生可能エネルギーによる総発電容能力は47.4GWで、対前年比3GW(6.9%)の増加となった。発電能力増加の半分以上は洋上風力発電によるもので、対前年比1.6GW(21%)の増加となったが、中でもヨークシャー沖の洋上風力発電施設Hornsea Project Oneと、スコットランド沖の洋上風力発電施設Beatriceの発電能力がそれぞれ1,211MW、588MW増加したことが大きく寄与している。発電量でみれば、洋上風力発電は31.9TWhと対前年比19.6%の増加となり、英国全体の発電量の9.9%のシェアを占めるまでになった。
      • 原文 March 30, 2020, Offshore Wind Biz.(植木エミリ)
    • 【7】 英国政府、外出禁止令の完全解除まで半年以上を要するとの見解を示す
      • 【7】 英国政府の副首席医務官は29日の記者会見で、23日に発令し3週間後に見直しを行うとしている外出禁止令について、すぐに完全に元の生活に戻すことは、これまでのすべての努力を無駄にし、新たな感染の拡大を招く危険があると警告し、今後少なくとも半年の間は3週間ごとの見直しを行い、徐々に生活をもとの状態に戻していく必要があると述べた。また、ジョンソン首相は、英国内すべての世帯に宛てた手紙の中で、感染拡大防止のため必要があればさらに厳しい措置も取り得るとしている。英国政府の発表によると、3月29日時点の英国国内のこれまでの新型コロナウィルス感染者数は、前日から2433人(173人)増加して19,522人(1,866人)、死者数は前日から209人(2人)増加して1,228人(54人)となっている。※括弧内の数値は厚生労働省発表の日本国内における30日正午時点の数値
      • 原文 March 29, 2020, BBC(若林健一)
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