2019/11/29LROニュース(6)

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  • 2019.12.02 UP
    2019/11/29LROニュース(6)
    • 【1】 サムソン重工業がブラジルにおける贈賄に関し米国で罰金支払命令
      • 【1】米司法省は11月22日、同省がサムソン重工業と、ブラジルにおける石油掘削船入札に係るブラジル国営企業への贈賄事件に関連し、7500万ドルの罰金を支払う代わりに、同省が刑事訴追を見送るという合意(Deferred Prosecution Agreement)に達したと発表した。サムソン重工業は、2007年から2013年の間に、一部が国営石油企業への賄賂として使用されるのを知りながら、ブラジルの代理店に対して2千万ドルを支払っていた。
      • 原文 Nov. 23, 2019, Reuters(長谷部正道)
    • 【2】 アブダビの仏海軍基地がホルムズ海峡欧州防衛軍の本拠地に
      • 【2】11月24日仏国防大臣は、アラブ首長国連邦の首都アブダビにある仏海軍基地が、ホルムズ海峡を航行する船舶の安全を確保するために結成されるホルムズ海峡欧州防衛軍の本拠地になると発表し、同本拠地には参加国から十数名の職員が詰めることになると述べた。仏国防大臣は23日、同防衛軍は来年前半には活動を開始できるとし、欧州の内外から約10カ国が参加する予定で、現在議会の承認を待っている段階であると述べていた。同防衛軍の構想は今年6月に初めて公表され、米国とイランの緊張関係の悪化を招くとして欧州諸国が懸念する米国主導の有志連合とは別であるとされているが、仏国防大臣は両者の関係について、既に緊張状態にある海域で航海の安全を確保するため互いに調整が図られると述べている。
      • 原文 Nov. 24, 2019, Reuters(若林健一)
    • 【3】 ARX Maritime: 週間海賊・海上保安報告書(11月16日―21日)
      • 【3】ARX MARITIMEは11月16日から21日までの週間海賊・海上保安報告書を発表したがその概要は以下のとおり。①11月18日午後3時07分ころ、シンガポール海峡を航行していたタンカーに刃物とバールで武装した5人の賊が乗船して機関室に侵入したが、当直中の機関員が気付き警報を作動させたため、賊は何も盗らずに逃走し、船と船員に被害はなかった。②11月19日午後11時55分ころ、モザンビークのナカラ錨地に錨泊中の貨物船で、当直中の乗組員が船首楼甲板にいる賊を発見したが、警報を作動させたため賊は逃走した。その後船内を確認するも被害は認めなかった。③11月20日午前4時20分ころ、赤道ギニア領ビオコ島の北西約30海里のギニア湾を航行中の船舶を海賊が襲撃し、船員7名が誘拐された。
      • 原文 Nov. 24, 2019, ARX Maritime(若林健一)
    • 【4】 インドがシップリサイクリング香港条約を批准
      • 【4】11月22日、インド政府は、「2019年船舶リサイクル法(The Recycling of Ships Bill 2019 (RSB) 」とシップリサイクリング香港条約の批准について、内閣で承認したと発表したところRSBの概要は以下のとおり。①有害物質の船舶への装備・使用が制限・禁止され、船上の有害物質記録簿(Inventory of Hazardous Materials)に正確に記載されているか検査・証明される。②船舶解体場の運営には政府の承認が必要で、承認船舶解体場のみ解体される船舶を輸入できる。③インドで解体される船舶は個々の船舶について「船舶解体計画」を策定し、香港条約に従い、「解体準備証書(Ready for Recycling Certificate)」を取得しなければならない。
      • 原文 Nov. 22, 2019, Rivera(長谷部正道)
    • 【5】 IMO 2020: 船主にとって依然として問題が山積
      • 【5】スクラバー協会(Exhaust gas Cleaning System Association)によれば、IMO 2020規制の履行準備にあたり、スクラバーという選択をした船主も規制適合油(LSFO)という選択をした船主にとっても依然として問題が山積している。スクラバーについては、需要が急増したうえに、既存船にスクラバーを装備する作業が中国の造船所に集中したため、スクラバー装着作業が契約とおり進まず、事前に予想されたより多くの時間とコストが船主に発生するだけでなく、結果としてばら積み船の用船契約が混乱・キャンセルされる状況に至っている。またLSFOを選択した船主の多くが燃料油の切り替えが、新年に入る直前となり、実際にLSFOの安全性の確認ができないまま2020年に突入することになるほか、既にLSFOに切り替えた船舶の船舶職員からはLSFOの品質と安定性について多くの懸念が表明されている。また、多くの国において未だ2020規制を実施するための国内法の整備や実施を担保するための職員の訓練ができておらず、規制を意図的に順守しない船主の存在を助長し、規制を遵守する船主との間で、競争条件の均等化が図られないことが懸念されている。
      • 原文 November 26, 2019, The Loadstar(長谷部正道)
    • 【6】 北極海が50年以内に実質上海氷がない状況に
      • 【6】これまでの研究では北極海に海氷がない状況になるまでの期間として、早ければ2026年から遅くとも2132年までにと言った具合に予測の幅が広かったが、このほどカリフォルニア大学気候変動科学センターが発表した新たな研究によれば北極海は2044年から2067年の間に実質的に船舶の航行に支障がない程度(面積が100万㎢以下)に海氷が減少することが分かった。例年9月に北極海の海氷面積は概ね600万㎢程度になるので、現状と比べて海氷面積が1/6程度にまで50年以内に減少し、残る海氷も基本的にはグリーランドや北極海の島々の周辺にだけ残り、北極海中央部分は事実上海氷がない状況となる。太陽光を反射する海氷が無くなる結果、北極海に吸収される太陽熱が増加して、北極海の温暖化が一段と加速されることが予測される。
      • 原文 November 25, 2019, CBC(長谷部正道)
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