2019/10/10LROニュース(6)

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  • 2019.10.11 UP
    2019/10/10LROニュース(6)
    • 【1】米海軍がアリューシャン列島に海軍基地の再建を検討
      • 【1】米軍は1990年代までアリューシャン列島のアダック島に大規模な基地を持っていたが、現在は閉鎖されている。地元のAleut Corporationが同島のほとんどの土地を現在所有しているが、基地が再建されることを望んでいる。米海軍報道官は恒久的な基地再建については検討中で、何ら最終的な決定はされていないとコメントしているが、海軍と海兵隊は最近同島周辺で厳寒海域における大規模行動訓練を行い、多数の兵員と補給物資の上陸訓練を実施した。アダック島はアンカレッジから1200マイルも離れているが、北極海の海氷が減少し、北極海北航路や北極点直航航路が商業的に利用されるようになれば、そうした海運活動のハブとして利用される可能性がある。
      • 原文 September 27, 2019, Anchorage Daily News(長谷部正道)
    • 【2】英ヨークシャー沖で世界最大の洋上風力発電施設の建設を計画
      • 【2】英国ヨークシャーから130km沖合の北海のDogger Bankで、建設が計画されている世界最大の洋上風力洋上風力タービンは、高さが220m以上で、羽の長さも100m以上となり、1基あたり1万6千世帯分の電力を供給することができる。風力発電のタービンはGE Renewable Energy社が製造し、現在使用されているものの3倍以上の発電能力を持ち、施設全体で、450万世帯分或いは英国の総発電量の5%にあたる電力を発電することを計画している。施設は英国のSSE社とノルウェーのEquinor社が共同で2020年から建設をはじめ、2023年から世界最大の洋上風力発電施設として運用を開始する予定
      • 原文 October 1, 2019, The Guardian(長谷部正道)
    • 【3】EU MRV規則改正に関する欧州議会説明資料
      • 【3】EU の船舶から排出されるCO₂量の記録・報告・検証(Monitoring, reporting and Verification: MRV)規則改正に関する欧州議会説明資料を入手したところその概要は以下のとおり。①欧州委員会は、まず船舶が排出するCO₂の量を計測・報告・検証したうえで、海運からのGHG削減目標を決定し、排出権取引制度の対象とすることも含め削減のための具体的な手段を決定するという基本戦略を2013年に決定し、MRV規則を策定し2018年から施行している。②IMOにおいては強制力のあるCO₂排出量に関する情報収集制度(Data Collection System: DCS)を導入することを2018年に決定し、2019年から実施したため、海運事業者は概ね重複した二つの制度に従い報告義務を負っている。③このためEUのMRV制度とIMOのDCSとの整合性をとるために、2019年2月に欧州委員会はMRV規則改正案を承認した。④EU議会の環境委員会は委員会の規則改正案に対する報告者(rapporteur)を任命し、欧州環境理事会は改正規則案を6月に審議した。⑤今後の手続きとしては、報告者が作成する報告書案を環境員会が採決したうえで、欧州委員会・欧州理事会との調整が実施される予定。
      • 原文 October 4, 2019, 欧州議会(長谷部正道)
    • 【4】米大統領:中国の北極海への進出を阻止すると言明
      • 【4】10月2日のフィンランドの大統領との会合における北極問題に関する米国大統領の発言の概要は以下のとおり。①北極海における安定・航行の自由・国家主権の尊重を守るために、米国とフィンランドと他の北極評議会加盟国は協力していくべき。②米国は北極評議会加盟国以外の国が、北極海のことに介入することを認めないし、北極海に対する外部からの侵入・干渉・脅迫を排除しなくてはならない。③北極海のことは本当の北極評議会の加盟国(Arctic nations)が管理すべきで、北極海のことに立ち入ろうとする国があるが、私はそうした国は嫌いだし、好きなようにはさせない。④(フィンランド大統領が人類による気候変動について言及したのに対し)地球温暖化は中国が金儲けのためにでっち上げたデマだ。
      • 原文 October 3, 2019, Newsweek(長谷部正道)
    • 【5】ロシア:北極圏の2地域に新たなミサイル早期警戒レーダーを配備
      • 【5】ロシア国防省は、北極圏のコミ共和国とムルマンスク地域において、それぞれヴォロネジ型ミサイル早期警戒レーダーシステムの建設を開始し2022年までの完成を目指すと発表した。ロシア国内では現在同型の新型早期警戒レーダーが、カリーニングラード・レニングラード・シベリアを含む7地域で既に運用されている。ロシアの北方艦隊は、北極圏のノヴァヤゼムリャ列島にS-400超長距離地対空ミサイルシステムを配備したと9月に発表しており、北極圏の防空体制を固めている。
      • 原文 October 4, 2019, Sputnik(長谷部正道)
    • 【6】 ヤマルLNG:北極海北航路経由アジア向け輸出が大幅増
      • 【6】10月1日、ノヴァテクは2019年第3四半期に、ヤマルLNG事業からアジア市場向けに、北極海北航路(NSR)を東航して、同四半期中のヤマル事業からのLNG輸送全体の25%にあたる15回のLNG輸送が行われたと発表した。本年中のNSR経由東航アジア市場向け輸出量は、前年同期比で4倍以上に拡大する見込み。現在ヤマルLNG輸送専用のArc 7船級の砕氷LNG輸送船は13隻稼働しており、年末までには15隻体制となる予定で、NSR東航ルートでの輸送が強化される予定。
      • 原文 October 1, 2019, NOVATEK(長谷部正道)
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