2019/10/04LROニュース(6)

NEWS


※LROニュースの内容については、有料メールニュースなど営利目的での転載はご遠慮頂くとともに、2次使用の際はLROニュースからの転載である旨を明示していただきますよう、お願いいたします。

トップページ > LROニュース > 2019/10/04LROニュース(6)
  • 2019.10.07 UP
    2019/10/04LROニュース(6)
    • 【1】たばこのフィルターによる海洋プラスチック汚染
      • 【1】海洋環境NGOのOcean Conservancyによる2018年版国際海岸清掃報告書によれば、海岸で回収されるごみの中で数量ベースでは、食品の包装材・ストロー・プラスチック製のフォークやナイフなどを抑えて、ダントツに多かったのがたばこのフィルターで、2016年には1863838個、2017年には2412151個、2018年には5716331個と急増している。たばこのフィルターは、長く海洋環境に存在し続ける有害な海洋ゴミで、海岸だけでなく陸上で不法投棄されたものが河川などを通じて海岸にたどり着く。ほとんどのたばこのフィルターはプラスチックと似たアセチルセルロースという素材でできており、簡単に製造できるが簡単には自然界で分解しない。フィルターの中の繊維は、海洋においては、太陽の紫外線を浴びて、プラスチックと同様に細かい破片に分解されるが、無くなることはなく、1つのフィルターから何千ものマイクロプラスチックが生み出される。
      • 原文 NOAA(長谷部正道)
    • 【2】マレーシア・サバ州でアブサヤフによって漁船が襲撃され乗組員が誘拐
      • 【2】9月23日午後0時00分ころ、マレーシアのサバ州・ラハッダトゥ群のタンビザン島沖で操業中のマレーシア籍漁船に、覆面姿でM16自動小銃、拳銃、ロケットランチャー等の武器で武装した7名の賊が乗り込み、3名の乗組員を誘拐してフィリピンのタウイ・タウイ島へ逃走した。犯行グループは、東南アジアで多くのテロ攻撃を実行してきたブ・サヤフに属してスールー海を拠点に身代金目的の誘拐を行っているグループ(the Kidnap for Ransom Group)の一味と見られ、マレーシアとフィリピンの当局が誘拐された乗組員の救出と犯人の武装解除のための作戦に当たっている。スールー海では、これまで誘拐事件は夜間に発生しており、今回の誘拐事件は同海域で白昼に発生した初めてのケースである。
      • 原文 September 23, 2019, Arx Maritime(若林健一)
    • 【3】世界の海運業界は対2008年比18%のGHG排出削減を既に達成
      • 【3】IMOにおいては、2050年までに対2008年比で50%のGHG排出削減が合意されているが、調査会社のClarksonの週間報告書によれば、2008年以降、世界の船腹量は6割増加したにもかかわらず、排出されるGHGの量は18%削減された。主たる要因は船舶の運航速度の減速で、Sea/netによれば、2008年と比較して、船舶の運航速度は概ね15-20%減少しているが、全船舶の約3割がGHG排出量を約2割削減できる「エコ船舶」となったことも大きく貢献している。例えばケープサイズのタンカーで比べれば、従来型のタンカーが一日当たり約112トンのGHGを排出するのに比べて、エコなタンカーの場合、約85トンのGHG排出で済んでいる。
      • 原文 September 30, 2019, Splash247(長谷部正道)
    • 【4】カンヌ港:硫黄分0.1%以上の燃料を使用するクルーズ船の入港禁止
      • 【4】EUのClean Air政策の下、既にバルト海・北海・英仏海峡の港湾は、「硫黄酸化物排出規制海域(SECA)」に指定され、同海域を航行する船舶は、硫黄含有分0.1%以下の船舶燃料しか使用できないが、仏国内で4番目にクルーズ船の寄港が多いカンヌ港は、2020年からSECAと同様に、同国に寄港するクルーズ船に対し、硫黄分0.1%以下の船舶燃料の使用を義務付けると発表した。7月には、カンヌ港に寄港するクルーズ船の4割を運航するNorwegian Cruise Line Holdingsはカンヌ市と協定を締結し、環境性能に優れたクルーズ船を寄港させることを約束している。
      • 原文 September 25, 2019, Insurance Marine News(長谷部正道)
    • 【5】EU理事会:COP25に向けた理事会対処方針議長案
      • 【5】12月にチリで開催されるCOP25に向けて、EU理事会議長は気候行動を一つの最優先課題として進める方針案を理事会に提示した。これに含める主な課題は、どのように2020年の国別貢献の排出削減努力(Nationally Determined Contribution: NDC)を現在の気温上昇「1.5度未満」の目標達成するレベルよりも意欲的な目標にすることができるか、NDCをCOP25に合わせ更新するのかどうか、また、今後の気候行動についてのEUの役割であり、10月4日の環境理事会でこれらについて話し合い、結論を出すことを要請した。
      • 原文 September 27, 2019, 欧州理事会(蘭潔美)
    • 【6】北半球で2019年の夏は史上最高気温を記録
      • 【6】米海洋大気庁(NOAA)によると、2019年の8月は観測史上2016年と並ぶ2番目に熱い8月となり、6月から8月の夏の期間を見ると140年前に観測を始めて以来、2016年と並ぶ一番熱い夏となった。今年の8月の世界平均温度は20世紀の8月平均の15.6℃よりも0.9℃高く、平均海面温度も20世紀の平均16.5℃よりも0.7℃高い17.2℃となった。更に1月から8月の気温も20世紀の同時期平均の14.1℃よりも0.9℃高い15℃となった。
      • 原文 September 16, 2019, NOAA(蘭潔美)
  • 資料閲覧 その他