2019/09/12LROニュース(6)

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  • 2019.09.13 UP
    2019/09/12LROニュース(6)
    • 【1】IMO 2020: 船主の準備作業が大幅に遅れる
      • 【1】四か月後以内に迫るIMO2020の0.50%硫黄分規制に合わせて、強制的な義務ではないものの、船主はIMOのガイドラインに従って船舶実施計画(Ship Implementation Plan: SIP)を作成し、新たな燃料導入に伴うリスク評価を実施し、問題が発生した場合の損害軽減策の策定し、必要に応じて燃料油に関するシステムの修正と燃料タンクの清掃を行い、また複数の燃料油を分別して貯蔵する能力とその貯蔵能力の確定し、基準適合油の給油計画などの準備作業を2020年1月に向けて着実に進める必要がある。大手船主はSIPを既に作成し公表しているが、Clean Shipping Alliance 2020の理事長はまだ全ての船主がSIPの作成を終了しているわけないと指摘し、今すぐの作成を推薦している。
      • 原文 September 6, 2019, Seatrade Maritime News(蘭潔美)
    • 【2】Maritime London: 英国海事関連事業の振興策について報告書を発表
      • 【2】英国海事産業の振興を目指すMaritime Londonは9月9日から開催中のロンドン国際海運週間2019に併せて、コンサルタントのPwC社に委嘱して、海事保険業・船舶ブローカー業・海事法務・海事金融・船級協会などの英国海事関連事業の振興のための36の勧告を発表したところ、その概要は以下のとおり。①より多くの船主や用船者を英国に誘致するために、政府内に誘致担当の高官ポスト(shipping czar)を設置する。②英国が優位性を持つ海事紛争調停や海事保険の分野の優位性を強化するため、人工知能・自律運航船・GHG排出規制などの新分野における法的枠組みの強化を図る。③スコットランド王立銀行・ロイズ銀行が船舶金融から撤退して以来、英国の船舶金融に対する影響力はわずかなものとなっているが、影響力の復活を図るため、大手海運会社のロンドン証券市場への二重上場を促進し、ロンドンを中国の船舶リース業の海外拠点として発展させる。
      • 原文 September 9, 2019, Maritime London(長谷部正道)
    • 【3】Brexit: 合意なき離脱の場合のトラック事業者に対するガイダンス
      • 【3】9月9日、英国政府は、合意なきEU離脱になった際に、英国のトラック事業者が準備・留意すべきことにつきガイダンスを取りまとめ発表したところその概要は以下のとおり。①トラック事業者は運転手に対する手引き書を改正して、EUに荷物を輸送するために荷主から受け取るべき必要書類を明確にする。②トラック事業者は新たに通関上・動植物検疫上必要となる書類を事前に記入し、運転手にも運転免許所等必要書類を携帯させ、通関時にすぐに提示できるようにする。③事前に承認された荷送り人から輸出貨物を受け取る場合は、運転手は承認荷送り人から発給されたバーコード化された輸送通番号(Movement Reference Number)が記載されている通関必要書類(Transit Accompanying Document)の交付を受けて、直接フェリー発着港湾またはユーロトンネルの受付窓口に行くことができる。
      • 原文 September 9, 2019, 英国政府(長谷部正道)
    • 【4】スタンダードクラブ:ギニア湾における海賊の増加について注意喚起
      • 【4】ギニア湾における海賊・武装強盗事件の発生状況をふまえ、海事関係業界から以下の手引書が公表されており、西アフリカ地域の沖合を航行する場合は、これらを参照することが望まれる。①Best Management Practices to Deter Piracy and Enhance Maritime Security in the Red Sea, Gulf of Aden, Indian Ocean and Arabian Sea (BMP5):地域の具体的な脅威を示し、航海に関するリスク評価と外的脅威の検知及び回避を支援するもので、特にリスク評価において考慮すべき事項を具体的に示している。②Gllobal Counter Piracy Guidance for Companies, Masters and Seafarers(GCPG):BMP5と一緒に使用し、船員や船舶、貨物の保護と脅威・リスク評価と海賊・武装強盗による襲撃の危険がある海域を航行する場合の航海計画の立案を支援するもので、襲撃を受けた場合にとるべき措置が具体的に示されている。③Guidelines for Owners, Operators and Masters for protection against piracy and armed robbery in the Gulf of Guinea region(v3) (GoG v3):BMP5とGCPGと一緒に使用し、ギニア湾における海賊・武装強盗に関する具体的な情報を提供するもので、各地域の賊の戦術や襲撃を受けた場合、又は船舶を支配された場合の手引きが具体的に示されている。また、④のMDAT-GoGついて詳しく説明している。④Marine Domain Awareness for Trade – Gulf of Guinea(MDAT-GoG):2016年に創設され、仏及び英の海軍が24時間運用する軍事専門家によるサービスで、アフリカ西岸沖における安全保障に関する知識の発展・維持・共有を目的とし、また、商船が任意に位置情報を報告できる区域(Voluntary Reporting Area:VRA)を設定して管理している。
      • 原文 September 2, 2019, Standard Club(若林健一)
    • 【5】Brexit: EUとの間の円滑なトラック輸送の確保のためにキャンペーン
      • 【5】英国運輸省は、英国とEU諸国との間の円滑なトラック輸送を確保するのに必要な情報をPRするための広報活動を800万ポンドかけて、英国内とEU10か国で展開することを発表したところ広報活動の概要は以下のとおり。①広告看板やTV・新聞等の媒体を活用。②EU諸国に150の臨時事務所を設置して、英国向け貨物を扱う事業者に対して情報提供。③複数の欧州言語によるハンドブックとポケットガイドを何百万部も配布。④EU向けトラック輸送に関連する約7万社の事業者等に対して、必要な詳細情報をEmailで提供。⑤フェリー事業者がトラック輸送事業者に送る予約確認のEmailの中に、通関に必要な書類を明記して注意喚起。
      • 原文 September 9, 2019, 英国運輸省(長谷部正道)
    • 【6】イランがディーゼル油を密輸しようとしたタグを拿捕
      • 【6】9月7日のイラン国営放送によると、イラン沿岸警備隊がペルシャ湾において約28万4千リットルのディーゼル油を密輸した疑いで外国籍タグボート1隻を拿捕するとともに、フィリピン人船員12名を拘束したが、同船の国籍については明らかになっていない。イランにおいては先週、ガソリンの海外向け売上価格が7千2百万ドルを記録したが、国の補助により燃料油が安価に手に入るため、陸上や海上を経由して隣接諸国や湾岸諸国への燃料油の密輸が横行しており、その量は一日当たり約1千万リットルに及ぶとされ、イラン政府はこれまでも度々ペルシャ湾において燃料油の密輸に関与したとの理由で船舶を拿捕している。
      • 原文 September 7. 2019, Reuters(若林健一)
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