2019/08/28LROニュース(6)

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  • 2019.08.29 UP
    2019/08/28LROニュース(6)
    • 【1】ReCAAP ISC 週間報告書(8月13日から19日届け出分)
      • 【1】アジア海賊対策地域協力協定情報共有センター(ReCAAP ISC)によれば、最も軽微な重要度4(賊が非武装で乗組員にけが人なし)の窃盗事件4件が、8月13日から8月19日の期間に、同センターに通報されたところその概要は以下のとおり。①7月31日6時20分に、インドネシアのベラワン港に錨泊中の貨物船に、2名の賊が左舷側の錨鎖を伝ってホースパイプから乗船し船首楼内に潜んでいたところを乗組員が発見し、警報を作動させたところ何も盗らずに小型高速艇で逃走した。②8月9日18時00分に、インドネシアのプラウ・ビンタン島の北東約14海里で錨泊中のタグボートの艀に複数の賊が乗船し、コンテナ内からマットレス保護材を盗み逃走した。乗組員に被害はなく、翌10日にシンガポールに入港して船長が被害を発見した。③8月12日2時30分に、ベトナムのフォクロンにある係留ブイに係船中のコンテナ船に、黒い覆面をした2名の賊が木造船から乗船して舵機室のドアをこじ開けようとしていたところ、巡回中の乗組員が発見し警報を鳴したことから海に飛び込み木造船で逃走した。④8月15日16時59分に、マレーシアのタンジュン・ピアイの南東約3.8海里のシンガポール海峡を西航中のタグボートの艀に、3名の賊が2隻の小型船から乗り込こんで金属くずを盗み逃走した。乗組員に被害はなかった。
      • 原文 August 20, 2019, ReCAAP ISC(若林健一)
    • 【2】「シンガポール海峡におけるタグや艀に対する事件に関する特別報告書」
      • 【2】アジア海賊対策地域協力協定情報共有センター(ReCAPP ISC)は、8月22日、「シンガポール海峡におけるタグや艀に対する事件に関する特別報告書」を発表したところその概要は以下のとおり。①2019年に入ってからシンガポール海峡におけるタグボートや曳航されている艀に対する事件数が増加しており、8月15日現在で14件に達している。②このうち9件が艀からの金属くずが窃盗される事件であった。シンガポール海峡において曳航中の艀から金属くずが盗まれる事件は、2011年から報告されていたが、今年の事件数は過去最多となっている。③14件の事件はすべて、賊は武装もせず、タグの乗組員にもけが人がでない、重要度4の窃盗(未遂を含む)事件とはいえ、今年に入って以来、月間2件の頻度で発生していることにReCAPPは懸念をもったため、海運業界や取締り当局に注意を促すために本特別報告書を作成した。
      • 原文 August 22, 2019, ReCAAP ISC(若林健一)
    • 【3】合意なきEU離脱:政府の地方港湾に対する対策補助金は「少額で手遅れ」
      • 【3】英国政府は、合意なきEU離脱対策として、地方港湾を抱える地方自治体に対して総額900万ポンドの追加支援を行うと8月20日発表したが、地方港湾を抱える地方公共団体からは「支援額も少ないし、支援のタイミングも手遅れ(too little, too late)」で焼け石に水と酷評されている。野党労働党の地方自治担当の影の大臣は、「過去9年間、地方自治体の財源削減が続き既にかつかつの状況なのに、合意なきEU離脱によって追加財政負担を強いられることにより、社会福祉・道路保守・環境保護といった極めて重要な予算を削減することになりかねない。」と指摘する。ポーツマス港を抱える地方公共団体の自由民主党のリーダーは、「トラック1台当たりの通関所要時間が2分増えるごとに、高速道路で渋滞するトラックが60台づつ増えるというプレッシャーの下で、地方自治体は様々な対策経費を既に支出しているが政府からはほんのわずかな支援しか受けていない。」と指摘している。
      • 原文 August 21, 2019, The Guardian(長谷部正道)
    • 【4】地球気温上昇が2℃を超えると地球上の半分以上の海岸の波に大きな影響
      • 【4】英国立海洋学センター(National Oceanography Centre)等の世界の10の研究機関がNature Climate Change誌に、気温上昇が波に与える影響について研究を発表したところその概要は以下のとおり。①パリ協定に従い、地球気温の上昇が2℃以内に抑制されれば、地球の気温上昇が波に及ぼす影響は自然な気候変動の範囲内にとどまる。②しかし、今までのペースで地球の温暖化が進めば、世界の海岸の半分以上で大きな波の変化が観測される。③例えば、豪州の南岸では、より波長の長い、南向きの波が増え、海岸の安定性を損なう可能性がある。④こうした波の変化は、洪水の頻度を増やしたり、海岸沿いの砂の動きを変え、海岸に建造されているインフラにも影響を及ぼす。⑤平均波高にも変化が現れ、南極海や東部熱帯太平洋では平均波高が高くなる一方で、北部大西洋や北部太平洋では低くなる。
      • 原文 August 23, 2019, NOC(長谷部正道)
    • 【5】中国から贈与されたフリーゲート艦がスリランカ海軍の主力艦に
      • 【5】スリランカ海軍は8月22日コロンボ港で、スリランカ大統領、海軍司令官、中国在スリランカ大使、スリランカ各軍高級幹部、政府職員等が出席するなか、6月に中国から上海で贈与されたフリーゲート艦の就役式を行い、同大統領は中国政府に対し、最新のセンサーや兵器を搭載した主力艦の贈与に対し感謝の意を述べた。同艦は、スリランカの王にちなみParakramabafuと名付けられ、艦番号はP625、全長112メートル、幅12.4メートル、満載排水量2,300トンで、乗組員110名が乗船可能であり、東部のトリンコマリーにある東部司令区の海軍基地に配属され、周辺の巡回・監視の任務に就くとともに、海上の治安維持や捜索救助活動の支援に当たる。
      • 原文 August 23, 2019, 環球時報(若林健一)
    • 【6】仏大統領がコンテナ会社に北極海北航路使用の自粛を呼びかけ
      • 【6】マースク・COSCO・MOLなどの主要船社が北極海北航路の利用を検討する中で、仏のCMA CGMの会長は、8月25日、北極海の環境を保護し、地球温暖化を抑制するため、同社は北極海北航路を利用しないことを表明した。仏大統領は同社の決定を歓迎し、G7ホスト国として、他のコンテナ会社も環境保護のため北極海北航路の使用自粛を呼びかけた。
      • 原文 August 26, 2019, Splash 247(長谷部正道)
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