2019/05/17LROニュース(6)

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  • 2019.05.20 UP
    2019/05/17LROニュース(6)
    • 【1】4月の北極海の平均海氷面積が史上最低に
      • 【1】米国立雪氷情報センター(National Snow & Ice Data Center)によれば、北極海における4月の海氷平均面積は、1345平方㎢と1981年から2010年までの過去30年間の4月における平均面積より124万平方㎢狭く、過去4月の最低となった2016年の記録と比べても23万㎢狭い史上最低を記録した。北極海の2500フィート上空の気温は、4月前半は平均より高く、特に東シベリア海とグリーンランドの氷河上空では、平均より6度も気温が高かった。氷ができてから4年以上たった厚い海氷は、かつて北極海の海氷の約3割を占めていたが、4月中旬には全体の海氷のわずか1.2%となりほぼ消滅した。アルフレッドウェゲナー極地海洋研究所は衛星画像を利用して、海氷の移動を観測しているが、カラ海・ラプテフ海・東シベリア海といった比較的浅いロシアの沿岸で出来た海氷の約半分が北極海に流れ着き、北極海の海氷の供給源に従来はなっていたが、現在では約2割の氷しか北極海に到達せず、残りの8割は途中で溶けてしまい北極海の海氷の十分な供給源になっていないことが分かっている。
      • 原文 May 2, 2019, 米国立雪氷情報センター(長谷部正道)
    • 【2】Huaweiと広州市等が大湾区5G港湾革新センターを設立
      • 【2】広州市は広州港湾局・広州港湾グループ・中国聯合通信広州支局・Huawei等と連携して、広州市に大湾区5G港湾革新センターを設立すると発表した。大湾区は広州の深圳市・広州市・恵州市・東莞市・仙山市・珠海市・江門市・肇慶市・中山市の9市と香港・マカオの特別行政区から構成される区域。5G技術は港湾情報の伝達・インテリジェント荷役システム等に活用され、上記港湾の国際競争力を強化することを目的とし、センターは大湾区の技術革新拠点となる。
      • 原文 May 10, 2019, Ship and Ports(長谷部正道)
    • 【3】欧州港湾協会がIMOでスクラバー排水の影響について議論することを支持
      • 【3】EU加盟28か国と欧州委員会は、港湾等の環境保護が必要な海域におけるスクラバー排水の規制の当否について、IMOの海洋環境保護委員会(MEPC 74)の新たな議題に加えることを提案した。海水の環境基準を守り、EUの「水枠組み指令(Water Framework Directive)」を遵守するため、いくつかのEU加盟国は、既に独自に港湾地域におけるスクラバーからの排出制限を行っている。欧州港湾協会(ESPO)は、スクラバーからの排水が与える環境的な影響について、科学的根拠に基づき国際的に整合性のとれた対策を早急に行うべきであるという欧州委員会の提案を支持すると表明した。
      • 原文 May 9, 2019, 欧州港湾協会(田中亜季)
    • 【4】米海軍が南シナ海で多国間軍事演習等に参加
      • 【4】4月末から5月初めにかけて、米海軍の誘導ミサイル駆逐艦は、日本の海上自衛隊、インド、フィリピン両海軍の艦隊と共同軍事演習を行った。日本の海上自衛隊からはヘリ搭載護衛艦のいずも等が参加している。さらに5月6日、米海軍のミサイル駆逐艦2隻は、南沙諸島海域内にあり、中国が領有権を主張するGaven礁とJohnson礁の12カイリ以内を航行した。これに対し、中国外務部の広報官Geng氏は会見で「2隻の米軍のミサイル駆逐艦が、中国の許可を得ずに南沙諸島の二つの環礁に隣接する海域を航行したが、中国海軍の艦船が発見し、国際法に基づき退去勧告を行った。米軍艦の侵入は中国主権の侵害であり、海域における平和、安全、秩序を損なうで、中国政府としては強く抗議する。」とコメントした。
      • 原文 May 9, 2019, USNI News(田中亜季)
    • 【5】重量物運搬船がギニア湾で海賊に襲撃される
      • 【5】5月5日、赤道ギニアのルバ港の南西約80カイリ沖合で、重量物運搬船がゴムボートに乗った7人の武装した海賊に襲撃された。船長は船舶保安警報装置(SSAS)を作動させ、他の20名の乗組員とともに、シタデルに立てこもった。海賊は乗組員が降伏して所持する全ての金銭と貴重品を渡すように要求したが、乗組員はシタデルに立てこもったまま要求に応じなかった。そこで海賊はシタデルの通気口を見つけて、そこからシタデルに放火しようとしたが、乗組員は無事だった。当該船舶からの警報を受信した海軍作戦哨戒センター(The Operation and Surveillance Centre: COVAM)はMDAT-GoG (Marine Domain Awareness for Trade- Gulf of Guinea)作戦の一環として、赤道ギニアから2機のヘリコプターと赤道ギニアとスペイン海軍の艦艇を襲撃された船舶の救出に派遣した。5月6日の夜明けに、特殊作戦部隊がハイジャックされた船舶に乗り込んだが、海賊は既に退散した後で、乗組員をシタデルから救出した。乗組員にけがはなかった。
      • 原文 May 9, 2019, Insurance Marine News(長谷部正道)
    • 【6】船舶燃料のLNG化は脱炭素化の目標に逆行
      • 【6】(論説)バルセロナ市はクルーズ船の燃料を重油からLNGに転換して持続可能な観光を実現しようとしており、4月にLNGを燃料とする最初のクルーズ船がバルセロナ港に寄港したが、「交通と環境(Transport & Environment)」等の環境NGOは声明を発表し、LNGは化石燃料であり重油と比べても最大で9%以上多くの地球温暖化ガス(GHG)を排出するため、クルーズ船の燃料のLNG化はバルセロナ市が言うような環境に配慮した解決策ではないと主張している。GHG以外のSOx等の排気ガスによる環境汚染についても、LNGは舶用ガスオイルと比べて、同程度またはそれ以上の大気汚染物質を排出するので、SOx等の環境汚染防止のためにわざわざ多額の投資をしてLNG船を建造したり、LNG供給施設を港湾に建設して高額な税金を投資しなくても、超低硫黄分の舶用ガスオイルを使用しまたはスクラバーを使用すれば足りると主張している。
      • 原文 May 8, 2019, T&E(長谷部正道)
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