2019/04/10LROニュース(6)

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  • 2019.04.11 UP
    2019/04/10LROニュース(6)
    • 【1】ロシアによるGPS妨害行動の詳細
      • 【1】国際的な安全保障問題を扱うC4ADSがロシアによるGPS妨害行動に関する報告書を発表したところその概要は以下のとおり。①GPS等の測位衛星システム(Global Navigation Satellite Systems: GNSS)は国家やテロリストグループによる電子攻撃(Electronic Warfare: EW)に対して脆弱であり、GNSSに対するEWは戦略的な脅威となっている。②本報告書では2016年2月から、ロシア本土・クリミア・シリアにおけるロシア政府による疑似GNSSの活用を追跡調査した。③同期間中に、10地点における9883回に及ぶロシアの疑似GNSS活動により、1311隻の民間の船舶の運航が危険にさらされた。④ロシア連邦警護庁(Russian Federal Protective Service: FSO)は、携帯移動型のシステムを用いて、ロシアの大統領や首相が移動する際に疑似GNSSを利用している。⑤FSOはモスクワ市内の重要施設や黒海沿岸のロシア領内やクリミアの重要施設の警護のためにも疑似GNSSを利用している。⑥ロシア軍はシリアのフメイミム空軍基地に拠点をおいてシリアで戦うロシア軍を支援するために疑似GPS信号を発信しているが、周辺空域を飛行する民間航空機の安全運航に重大な危険を及ぼしている。
      • 原文 Mar. 26, 2019, C4ADS(長谷部正道)
    • 【2】世界風力エネルギー評議会が世界風力報告書を発表
      • 【2】世界風力エネルギー評議会(Global Wind Energy Council: GWEC)が第14次「世界風力報告書」を発表したところその概要は以下のとおり。①今後5年間に全世界で300GWの風力発電施設が新設される見込み。②新たに成長が見込める市場(国)としては、インドネシア・フィリピン・タイ・ベトナム・アルゼンチン・コロンビア・ペルーが挙げられる。③洋上風力発電は成長期に入り、今後5年間で新たに40GWの発電施設が稼働する見込みで、年間に新たに稼働する風力発電施設のうち約15%程度のシェアとなる見込み。④デジタル化の進展により、既存の風力発電事業者と全く違った、新たな事業者の参入を促進している。⑤風力発電による電力を優先的に購入する大企業が増えており、風力発電に対する需要の増加を支えている。
      • 原文 Apr. 3, 2019, GWEC(長谷部正道)
    • 【3】ベネズエラで錨泊中のタンカーに武装強盗
      • 【3】IMBのレポートによれば、3月28日にベネズエラのJoseターミナル錨地に停泊中のタンカーにナイフやパイプレンチを持った5人の賊が侵入し、当直乗組員を縛り上げたうえで塗料庫に押し入った。タンカー側が警報を作動させたことから、賊は盗んだタンカーの備品とともに逃走した。この錨地では3月21日に続き、この1週間で2件目の武装強盗事件である。
      • 原文 Apr. 3, 2019, World Maritime News(武智敬司)
    • 【4】韓国政府が対北朝鮮国連制裁措置違反で初めて韓国籍船を拘束
      • 【4】対北朝鮮国連制裁措置に違反して「瀬取り」を行ったとして、韓国政府が韓国籍タンカーを拘束していることが明らかになった。韓国外交部によれば、対北朝鮮国連制裁違反で韓国籍船舶が拘束されるのはこれが初めてである。拘束されているのはタンカー「P-PIONEER」で、釜山港で留め置かれているが、このほか3隻の船舶が対北朝鮮国連制裁違反の疑いで韓国国内で拘束されている。
      • 原文 Apr. 3, 2019, Global Security. Org(武智敬司)
    • 【5】ReCAAP 週間レポート(3月26日-4月1日)
      • 【5】3月26日から4月1日の間にReCAAP ISCに報告された海賊・武装強盗事件は、アジア域内の事件が2件、アジア域外の事件が2件である。 ①3月26日午後8時30分頃、フィリピンのバタンガスA錨地に錨泊中の製品タンカーに錨鎖を伝って賊が侵入した。当直者が賊を発見し、製品タンカーが警報を作動させたところ賊は逃走した。製品タンカー側に負傷者はないが、号鐘が盗まれていた。 ②2月25日午後6時6分頃、インドネシアのTaboneo錨地に錨泊中のばら積み船で巡回中の当直者が錨鎖を伝って侵入しようとする2名の賊を発見し、警報を作動させた。賊は小舟で逃走したため、ばら積み船側に人身・金品の被害はない。 ③3月24日午後11時35分頃、ナイジェリアのラゴス保安錨地に錨泊中の製品タンカーで、船内に2名の賊が潜んでいるのを当直者が発見した。通報を受けたナイジェリア海軍によって賊は逮捕されたが、逮捕の際銃撃が発生している。製品タンカー側に負傷者はないが、積荷約20メトリックトンが盗まれていた。 ④3月30日午前4時10分頃、ナイジェリアのラゴスのSTS海域で錨泊してSTS作業中の製品タンカーに2名の賊が侵入しているのを当直者が発見した。賊は小舟で逃走し、製品タンカー側に人身・金品の被害はない。
      • 原文 Apr. 2, 2019, ReCAAP(武智敬司)
    • 【6】国連環境計画が海洋保護区の管理に関するガイドと実例集を発表
      • 【6】国連環境計画(UN Environment: UNE)が海洋保護区(Marine Protected Areas)の管理に関するガイドと実例集(Case Study Compendium)を発表したところその概要は以下のとおり。①過剰漁獲・環境汚染・沿岸開発・気候変動など、海洋の健全性や沿岸の生態系の保全に対する課題は多いが、包括的政策と統合的な管理手法の一環として海洋保護区を設けることは有効な解決策となる。②全世界の34の海洋保護区の実例を踏まえ、海洋保全を促進し持続可能な海洋資源を分配するために海洋保護区をどのようにしっかりと管理すべきかを助言するのがこのガイドの目的。③海洋保護区の効率性を強化するために、統合的な管理手法により、如何に国・地域社会・市場原理のそれぞれの役割をまとめていくかをこのガイドで示していく。④すべての海洋保護区に当てはまる万能薬的な管理方法はないので、このガイダンスではいかなる海洋保護区にも適用できるよう柔軟な管理手法が用いられている。
      • 原文 Apr. 2, 2019, UNE(長谷部正道)
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