2018/7/6 LROニュース(2)

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  • 2018.07.10 UP
    2018/7/6 LROニュース(2)
    • 【1】 マースクが人工知能を活用した周辺状況認識技術の試験を始める
      • マースクは米のSea Machines Roboticsと提携して、同社の新造の氷海船級のコンテナ船に、人工知能(AI)とLiDAR(光を用いたリモートセンシング)技術を活用した世界で最初の周辺状況認識装置を装備して試験運用に入る。自動車の先進運転システム(Advanced Driver Assistance System: ADAS)が自動車の運転手に道路上の障害物を教えて事故を回避するのと同様に、このシステムは船舶の周辺を航行する船舶の動向を複数の先進的なセンサーで継続的に監視し、衝突の可能性を把握したうえで、船橋のシステムに表示するもので、船橋から肉眼では見えない死角部分の周辺状況を補えるほか、将来的に自律運航船用の衝突回避装置として使用できるように開発を進める。一方で、マースクの子会社のSvitzerは2017年からロールスロイスの海事部門とロイズ船級協会とともに、タグボートの遠隔操縦について技術開発と試験を進めている。この技術はタグボートばかりではなくコンテナ船を含む全ての船舶に対しても適用できる技術で、この技術がマースクの全船舶に採用された場合、規模の経済も働いて技術導入のコストも下がり、マースクが運用する全ての船舶にわたる運用効率の向上が期待できる。
      • 原文 原文2 Apr. 27, 2018, Metro(長谷部正道) Apr. 25, 2018, Marine Electronics & Communications(長谷部正道)
    • 【2】 シンガポールMPAがトゥアスターミナル2期拡張工事を契約
      • シンガポール海事港湾庁(MPA)は4月25日、トゥアスターミナルの2期拡張工事を、14億6000万星ドルで、韓国の現代建設・日本の五洋建設・蘭のボスカリス国際等からなるJVに発注したと発表した。第二期拡張工事契約は387ヘクタールの埋め立て地のコンテナターミナルの設計と建設が含まれる。MPAは約30年をかけて、4期に分けてトゥアスコンテナターミナルの拡張を行う予定で、第1期工事が2020年代初頭に、第2期工事が2020年代半ばに完成する予定で、すべて完成した暁には6500万TEUのコンテナを扱うことが可能となる。シンガポール港は上海港に次ぎ世界第2位の港湾であるが、近年、近隣の上海港・深圳港・広州港との間の激しい競争に直面しており、国際的な海事センターとしてのシンガポール港の地位を保持するため、拡張工事を行っている。
      • 原文 Apr. 25, 2018, Reuters(長谷部正道)