2018/4/4 LROニュース(5)

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  • 2018.04.05 UP
    2018/4/4 LROニュース(5)
    • 【1】 EU環境大臣がプラスチック戦略と循環型経済の促進に合意
      • 3月5日、EU各加盟国の環境大臣は環境理事会において、1月16日欧州委員会から提案されたプラスチック戦略を含む循環型経済実現のための行動計画について審議を行い、同戦略を全会一致で指示するとともに、プラスチック製品のリサイクルの促進、使い捨てプラスチック製品の削減等について、法規制を含む具体的な対策をとるよう欧州委員会に要請した。欧州委員会から提案のあった戦略の他に①プラスチックゴミ削減に対する消費者の意識の向上を図るための啓蒙活動の実施②プラスチックのリサイクル製品の品質基準を定めることによってリサイクル製品の品質を向上③公共部門が物資を調達するにあたり、プラスチック代替製品の購入や再生プラスチックの購入を促進(green public procurement)④プラスチック製品製造者に対して製品のリサイクル・最終処分まで一貫した責任を負わせる拡大生産者責任(Extended Producer Responsibility: EPR)の導入等についても議論された。
      • 原文 Mar. 5, 2018, 欧州理事会(長谷部正道)
    • 【2】 ReCAAP週間レポート(2月27日-3月5日)
      • 2月27日から3月5日の間にReCAAP情報共有センターに報告のあった武装強盗事件は次の3件であった。このほか、アジア域外の事件として、ハイチにおけるタンカーへの侵入・銃撃事件が報告されている。①1月31日午前4時55分頃、バングラデシュのKutubdia B錨地に錨泊中のばら積み船にナイフで武装した5人の賊が侵入しているのを当直者が見つけ、警報を作動させた。賊はばら積み船の備品とロープを盗んで逃走したが、バングラデシュ沿岸警備隊の捜査により、盗品は取り戻された。ばら積み船の乗員は無事である。 ②2月1日午前2時10分頃、ベトナムのGodau港に錨泊中のばら積み船にナイフで武装した2名の賊が侵入し、ばら積み船の甲板長を縛り上げた。自力で逃げ出した甲板長が船長に侵入を知らせ、船長が警報を作動させて船内を捜索したところ、ばら積み船の備品が盗まれていた。賊に縛り上げられた甲板長がナイフで負傷している。 ③2月11日午前1時20分頃、バングラデシュのChittagong錨地に錨泊中のばら積み船に5人の賊が侵入し、ロープを盗んで逃走した。ばら積み船の乗員に怪我はない。バングラデシュ沿岸警備隊の捜査により、盗品のロープは取り戻された。
      • 原文 Mar. 05, 2018 ReCAAP ISC (武智敬司)
    • 【3】 ノルウェー情報局年次報告書:ロシアの北極における活動
      • ノルウェー政府情報局が発表した2018年年次報告書の中で、ロシアの北極における活動について分析した公表部分の概要は以下のとおり。①ロシアは北極海において、NATOに対抗するために、引き続き体制の強化を図っており、2017年に沿岸警備隊に3隻の新たな巡視船を投入しさらに2隻を建造中。②一方で、ロシアは北極圏の開発に必要な資金を調達するために同国のコントロールの下に、国際協力と外資導入の促進を図り、西側諸国の対ロシア制裁が続く中で、必然的に中国との連携を深めている。③ロシアはヤマルLNG事業や北極第二LNG事業の実現のために中国の投資を歓迎しているが、同時に北極海において中国のプレゼンスが強まりすぎることを警戒している。④コラ半島がロシアの軍事的戦略拠点であり、戦略潜水艦の基地を置いて、米国に対抗すべく北極海の哨戒を行っている。
      • 原文 Mar. 6, 2018, High North News (長谷部正道)
    • 【4】 ベトナムが米空母の寄港を歓迎する理由
      • 従来、ベトナム指導部は米国に懐疑的な立場にあったが、2014年に中国が南シナ海のベトナムがEEZを主張する海域にオイルリグを設置したことで中越対立が激化するとともに、米国との関係を再定義する動きが加速した。この対立を巡って、ロシアなどベトナムの戦略的パートナー国が中国側につくとともに、話し合いを求めてベトナム共産党指導者が習近平主席に約20回もの電話会談を求めたにもかかわらず、中国側がこれを拒否したことで、ベトナム指導部は面目を潰された格好になり、ベトナムでは大規模な反中デモが行われた。他方、世界的な原油価格の低迷により、2015年以来ベトナムの原油輸出による収入は大幅に減少する中、2017年7月にベトナムとスペイン企業によるバンガード礁での石油・ガス開発に対し中国が圧力をかけ中止に追い込んだことで、次は米国エクソン・モービルとベトナム国営企業が共同開発するブルーホエール油田が中国の標的になることをベトナム政府高官は恐れている。ブルーホエール油田は2023年までに生産開始する予定で、開発を通じてベトナムに200億ドル以上の歳入が見込まれている。米国はブルーホエール油田に商業的利益を有すると同時に、米空母のベトナム寄港は、中国、ロシアなどとの競争を戦略の中核に据える米国の新国防戦略で概説される、より広範な戦略的関与の現れである。
      • 原文 Mar. 06, 2018 ASIA TIMES (武智敬司)
    • 【5】 中国の深海自律潜水艇がインド洋で調査を実施
      • 中国が独自に開発した4500m級の潜水能力を持つ自律潜水艇(Autonomous Underwater Vehicle: AUV)が南インド洋で5回潜水調査を実施した。新型潜水艇は母船からの操作なしに自律的に行動し、海底を撮影するカメラや磁気探知装置等多元的なセンサー等を活用して海底地形のわずかな変化を探知することによって、様々な金属資源を含んだ海底の硫化物を探査することを目的としている。同潜水艇は2011年から開発されてきたが、さらに新型の潜水艇の海洋試験を4月から開始する予定。
      • 原文 Mar. 5, 2018, 新華社(長谷部正道)
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