2018/3/8 LROニュース(3)

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  • 2018.03.08 UP
    2018/3/8 LROニュース(3)
    • 1】 カナダ政府が中国企業による加インフラ大手企業の買収の精査を命令
      • 1】カナダ政府は中国国営企業の中国交通建設(CCCC)による同国インフラ大手のAeonグループに対する15億ドルにのぼる大型買収案件が、国家安全保障を脅かす可能性があるとして、昨秋から続けられてきた買収許可に関する国家安全保障上の審査期間をさらに延長する特別命令を出した。Aeonのライバルであるいくつかの建設事業者は、世界有数のインフラ建設事業者であるCCCCによる過去の施工上の安全性の問題や汚職の事例を挙げて、原子力発電所の改修や国防施設の建設にCCCCが当たるのは国家安全保障上問題があると連邦政府に働きかけている。
      • 原文 Feb. 12, 2018, The Globe and Mail (長谷部)
    • 2】 ReCAAP週間レポート(2月6日-12日)
      • 2】2月6日から12日の間にReCAAP情報共有センターに報告された海賊・武装強盗事件は1件(アジア域外)であった。2月2日午前2時45分頃、ガーナのTakoradi錨地に錨泊中のタグボートに対し、小型ボートから2名の賊が侵入したが、タグボートの当直者がこれを発見し、警報を作動させるとともに現地海軍に通報した。賊は小型ボートで逃走したが、後の調査で蓄電池5個が盗まれていることが判明した。タグボートの乗員に負傷者等はない。
      • 原文 Feb. 12, 2018 ReCAAP ISC (武智)
    • 3】 地球温暖化を1.5度に抑制するIPCCの報告書の非公式二次案の内容
      • 3】気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は地球温暖化を1.5度に抑制するための報告書を作成中だが、このほどの草案の二次案が加盟国の専門家のコメントを取りまとめるために非公式に発表されたところ、その概要は以下のとおり。①産業革命以来、地球の平均気温は既に1度上昇して、2040年代に1.5度の制限を超えると予測されている。②地球の平均気温の1.5度上昇に伴うリスクは高い。例えば、熱帯のサンゴ礁が大幅に減少し、北極の海氷は9月にほぼ完全に溶けるようになる可能性がある。③さらに平均気温が2度上昇すると、そのリスクも高くなる。1.5度の気温上昇と比較して、追加の10㎝の海面上昇が予測されており、グリーンランドと西南極の氷床が崩壊する可能性も高める。④沿岸地域社会と貧しいコミュニティは最大な影響を受ける。⑤1.5度の目標を達成するには、経済の全分野でGHG排出を前例のない速さで削減する必要がある。⑥二酸化炭素の回収・貯蔵技術(Carbon Capture and Storage: CCS)の利用も不可欠となる。
      • 原文 Feb. 13, 2018, Climate Change News (Dafnis)
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