2018/3/1 LROニュース(4)

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  • 2018.03.01 UP
    2018/3/1 LROニュース(4)
    • 1】 ReCAAP ISC 月間レポート(2018年1月)
      • 1】2018年1月中にReCAAP ISC(アジア海賊対策地域協力協定情報共有センター)に報告された海賊及び武装強盗事件は7件で、既遂が5件、未遂が2件であった。内訳は、海賊事件が1件、武装強盗事件が6件であり、船員の誘拐事件やハイジャック事件は発生していない。被害船舶の航行様態別にみると、錨泊中または着岸中の事件が5件、航行中の事件が2件である。前月(2017年12月)は16件の事件が報告されており、これと比較すると状況は改善しているといえる。
      • 原文 Feb. 9, 2018  ReCAAP ISC (武智)
    • 2】 硫黄含有分規制強化に不適合燃料油の輸送禁止案がIMO・PPRで合意
      • 2】2月5日から開催されたIMO汚染防止・対応小委員会(PPR)において、2020年からの燃料油中の硫黄含有分の規制強化に関し、スクラバーが船舶に搭載されている場合を除き、新規制に適合しない燃料油の輸送を禁止するという提案が行われ、委員会は同案を4月に開催されるIMO 海洋環境保護委員会(MEPC)に提出することに合意した。緊急案件として提出される輸送禁止案は、通常よりも早く処理され、2018年10月に採択される予定となっている。その後、MARPOL条約が2020年3月1日に発効するまでに、同条約に盛り込む必要がある。
      • 原文 Feb. 9, 2018, Danish Shipping (Dafnis)
    • 3】 低硫黄燃料油の使用による健康上のメリットと地球温暖化への悪化影響
      • 3】2020年に低硫黄燃料油の使用の有無で、船舶から排出される粒子状物質による健康と地球温暖化への影響を予測した論文がNature誌: 9号で発表されたところ、その概要は以下のとおり。低硫黄燃料油の使用は船舶から排出される排ガスに起因する早死率を34%、罹病率を54%減少させる。うち、粒子状物質による血管系・肺がん系の死亡は2.6%、小児喘息症例は3.6%減少させられる。しかし、硫黄含有分の規制強化後も、低硫黄燃料油を使用しても、年間25万人の死亡、64億の小児喘息症例が発生すると見込まれている。一方、船舶から排出される硫黄酸化物(SOx)は大気中で放射冷却を生じる硫酸塩エアロゾル粒子となるが、低硫黄燃料油の使用はこうしたエアロゾル粒子による放射冷却を80%削減するため、地球温暖化を促進させる要因になりかねない。従って、健康と地球温暖化の目標を同時に達成するため、2020年にさらなる国際的な対策が必要となる可能性がある。
      • 原文 Feb. 6, 2018, Nature (Dafnis)
    • 4】 海氷の範囲が北極海・南氷洋とも観測史上最低に
      • 4】2月6日、米国雪氷情報センター(NSIDC)が1月における北極海・南氷洋の海氷の状況を発表したところによれば、両極とも衛星観測が始まって以降、1月の記録としては最低の面積となった。月間海氷増加範囲も1306万㎢と、1981年から2010年の間の同月の平均増加範囲より136万㎢狭く、史上最低だった。北極海上空の気温は過去の平均と比較して最低3度以上高かったが、特にカラ海・バレンツ海・スヴァ―ルバル諸島の上空は9度異常高温だった。
      • 原文 Feb. 6, 2018, NSIDC (長谷部)
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