2018/2/27LROニュース(4)

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  • 2018.02.27 UP
    2018/2/27LROニュース(4)
    • 【1】 エーレ海峡で安全な航路と座礁危険海域を自動的に表示するシステムが実験
      • 【1】EUが支援するEfficienSea2事業は、デンマークとスウェーデンの間のエーレ海峡で、航行する船舶に自動で安全な航路や座礁危険海域を表示するシステムの実験を実施している。今迄は、船舶が水深の浅い航路等を運航するにあたっては、船員が潮位や気象条件や余裕水深(Under Keel Clearance: UKC)を毎回総合的に勘案して、当該海域を通航するのに最も良いタイミングなどを決定していた。本試行ではデンマーク気象院、デンマーク地理情報庁、スウェーデン海事局から提供される海図・海流図・気象予測と各船舶の喫水に関する情報をコンピューターが自動的に総合的に判断し、EfficienSea2が創設したBalticWebという海事プラットフォームに接続されたコンピューターやタブレット上に自動的に安全な航路と座礁危険海域を表示することができる。この技術は自律運航船実用化にも貢献するし、将来的にはバルト海全域さらには世界の海域に対象を拡大していくことが可能である。
      • 原文 Feb. 7, 2018, EfficienSea2 (長谷部)
    • 【2】 北極海における捜索救助協力ネットワーク事業にEUが資金提供
      • 【2】北極海における捜索救助体制の向上を目的に欧州、米、加、露、NZの産官学が参加する、2018年秋から5か年のネットワーク事業であるARCSARに対し、EUは3400万ノルウェークローネ(約4.6億円)の資金提供を行うことを決定した。本事業の最も重要な貢献は、関係者間での知識の共有にある。広大な北極海での捜索救助では国際協力が非常に重要であり、関係者間で連絡を散り合うことができ、互いの能力や装備についての知識を共有することが肝要であり、そのためには合同訓練や相互の通信設備の整備など、共同のための技術やシステムが必要となる。
      • 原文 Feb. 6, 2018 HIGH NORTH NEWS (武智)
    • 【3】 ヘルシンキ=タリン間の鉄道トンネル事業可能性調査の結果が発表
      • 【3】2月7日、フィンランド交通通信省は、EUから支援を受けているフィンランド=エストニア接続事業(The FinEst Link project)の一部として実施されたフィンランドの首都ヘルシンキとエストニアの首都タリンの間を海底鉄道トンネルで接続する計画の事業可能性調査の結果を発表した。同省の大臣は、この鉄道トンネル計画は、バルチック鉄道計画と北極鉄道計画を連接するフィンランドと欧州にとって極めて重要な事業であると語った。同大臣はまた北欧諸国やEUにとっての北極圏の重要性はますます高まってきており、北極圏との間の円滑な交通・通信手段の確立は、北極圏の持続可能な発展にとって前提条件となるとも語った。今後、今回の事業可能性調査の結果を精査し、今後どのように本事業を推進し、資金的な手当てを得るか検討される。
      • 原文 Feb. 7, 2018, フィンランド交通通信省(長谷部)
    • 【4】 デンマークが北極圏の船舶や航空機の動向を把握するための小衛星を打上げ
      • 【4】2月2日、デンマーク技術大学は同防衛省等と協力して、デンマーク領内の北極圏における船舶や航空機の動向を把握するために、地球の上空約540kmの軌道に小衛星を打ち上げ、衛星写真を撮影し、船舶や航空機からの信号を傍受する。本試験事業は2020年に終了するが、こうした宇宙からの監視が国防上有効で、さらに進める必要があるか否かを本試験事業で判断する。この衛星は、軍事目的の他にも、北極圏においてデンマーク軍が担当する捜索救難海域における捜索救難活動にも貢献することが期待されている。衛星は中国甘粛省の酒泉衛星打ち上げセンターから打ち上げられた。
      • 原文 Feb. 5, 2018, DTU (長谷部)
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