2018/2/1 LROニュース(3)

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  • 2018.02.01 UP
    2018/2/1 LROニュース(3)
    • 1】 深海底における鉱物資源の採取が生態系に不可逆的な影響を残す可能性
      • 1】英国のエクセター大学とグリーンピースは、深海底の採掘は深海底の生態系へ不可逆的な被害を与える可能性があると警告する報告書を発表した。この報告書は、領海と公海を含めて世界における全ての既存の海底採掘計画について個別に、海底生息域の物理的な破壊、海底堆積物の大規模な攪拌、探査作業に伴う化学品・騒音・光による影響を考察したものである。海底の採掘は相対的に浅い沿岸で既に行われているが、深海における採掘については初の商業事業が水深1.5-2㎞でパプアニューギニア沿岸において2019年に開始される予定である。深海における生態系や海洋が気候変動を緩和する働きについて解明が進むまで、長期間にわたり予期できない環境損害を与える可能性がある海底鉱物資源の採取は禁止されるべきであり、海底における「採鉱」は陸上のように限られた地域を深く掘るのではなく、非常に広い範囲の海底の表面をさらう行為で、海底生物の生息域に与える影響は非常に大きい。
      • 原文 Jan. 22, 2018, エクセター大学 (Dafnis)
    • 2】 世界経済フォーラムが「2018年版世界リスク報告書」を発表
      • 2】世界経済フォーラムが「2018年版世界リスク報告書」を発表したところ、その概要は以下のとおり。①ハリケーンの猛威・異常な気温・4年ぶりに二酸化炭素排出量が上昇に転じたことにより、環境リスクに対する関心が高まった。生物多様性が大きく失われ、農業システムへの負担がますます大きくなっている他に、空気・海洋汚染による環境・健康への脅威が高まっている。地球温暖化や世界的な環境の劣化に立ち向かうため長期的な視点から国際的な協力が必要な時に、米国の一方的な行動が問題の解決を難しくしている。②サイバーセキュリティに関する関心も高まっている。この5年でサイバー攻撃の数は倍増し日常化している。サイバー攻撃による金銭的な損害の規模も拡大しており、2017年はランサムウェアによる被害が急増した。WannaCryは150か国の30万のコンピューターを感染させたし、NotPetyaは合計3億ドルに上る被害を攻撃された企業に与えた。また社会的に重要なインフラや戦略的な産業部門に対する攻撃により、社会システムが破壊される攻撃への懸念が高まっている。
      • 原文 Jan. 17, 2018, 世界経済フォーラム (Dafnis)
    • 3】 COSCOがベルギー・ゼーブルッヘ港のターミナル経営権を取得
      • 3】2017年9月に、中遠海運港口有限公司(COSCO Shipping Ports: CSP)は4200万米ドルを投資して、CSPがゼーブルッヘ港のAPMターミナルの持ち株比率を24%から過半数に引き上げることで、同港湾当局と仮合意していたが、1月23日同港で正式な調印式が行われ、ターミナルの名前もCSPゼーブルッヘターミナルと改称された。CMA CGMも同ターミナルに10%の持ち分を持つことが併せて合意された。調印式に参加したベルギーの副首相兼労働・経済・消費者問題担当相は、ベルギーから中国への輸出は2017年1月から9月の間、対前年同期比20%増加しており、さらに同港と中国の大慶市の間の直行鉄道輸送が2017年に開設されたことを挙げ、CSPが同港に投資することにより、ベルギー=中国間の貿易関係が強化され、同港の国際港湾としての地位が強化されることを歓迎すると述べた。同席した中国の大使は、今回の提携は2014年に中国とベルギーの間で一帯一路政策に合意したことがベースになっており、同港は中国と連携するという点において先見の明を持っていると述べた。
      • 原文 Jan. 23, 2018, ゼーブルッヘ港 (長谷部)
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