2017/8/29 LROニュース(6)

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  • 2017.08.29 UP
    2017/8/29 LROニュース(6)
    • 1】比ミンダナオ島の戒厳令により入国できる船員の国籍が制限
      • 1】比の上下院は7月末に期限が切れるはずであったミンダナオ島を対象とする戒厳令の期限を年末まで延長した。本戒厳令に基づきイスラム諸国を中心に48の国家・地域の船員を乗船させた外国船舶は、当該船員に対する事前の査証許可がない限り、ミンダナオ島の港湾への入港が許可されていなかった。比入国管理局は、最近の同島における武力衝突の状況を踏まえ、上記入国制限に含まれていなかったトルコとインドネシア国籍の船員に対しても入国制限の対象とする通達を発表し、実際に査証を持っていないトルコ人船員を乗船させた外国籍船が貨物の積降や入港を拒否された事例が出ている。
      • 原文 August 16, 2017, The Swedish Club (長谷部)
    • 2】カリフォルニア州が船底付着生物に関する新たな規制を導入
      • 2】本年4月20日に、カリフォルニア州土地委員会はカリフォルニア州の港湾に入港する船舶による外来生物の搬入を最小化するための船底付着生物管理に関する規則(第4.8条)を承認したが、同規則はその後カリフォルニア州行政法局の承認も受け、10月1日より発効する。同日から適用される措置としては、これまでの船体管理報告書・バラスト水処理追加報告書・バラスト水処理年次報告書を廃止し、かわりに新たな海洋外来生物計画年次船舶報告書を提出することになる。また、既存船については最初のドライドック日から、新船については2018年1月1日以降に引き渡しを受けたものから、船底付着生物管理計画の作成と保持・船底付着生物記録簿の作成と保持・船底付着生物の強制管理・同じ場所に45日間以上停泊した船舶に対する船底付着生物の強制管理等の規制が適用されることとなる。
      • 原文 August 15, 2017, SLC (Hannah)
    • 3】ILO:過去5年間の船員放棄の実績
      • 3】ILOによれば、過去5年間にわたり、年間12-19件の船員放棄事件が発生し、合計1013名の船員が放棄された。本年に入ってからも7月までに、28件の船員放棄事件が発生し、339人の船員が放棄された。放棄された船員総数1352人を国籍別にみると、ウクライナ人が254名、インド人203名、フィリッピン人105名などとなっている。2004年から発生した船員放棄事件の総数は287件だが、このうち解決したものが144件、一部解決したものが57件、和解に向けた係争中のものが36件、解決策がとられていないものが50件という内訳になっている。今年に入ってからの船員放棄事件数は近年に比べると急増しているが、これは船員放棄事件に対する世間の関心が高まり、ILOのデーターベースに報告される件数が増えたためと思われる。
      • 原文 August 23, 2017, World Maritime News (長谷部)
    • 4】中国日報が「米太平洋艦隊が商業海運活動のリスク」と指摘
      • 4】8月22日、中国日報は社説で、本年に入ってから米太平洋艦隊が4回目の重大事故を起こしたことに言及し、米軍は航行の自由を守るといいながら、アジアにおける安全な海運活動に対して、リスク要因になっていると指摘した。米太平洋艦隊は艦隊全体の安全点検作業のため一時的に運用が停止されているが、中国日報は「米海軍のような近代的な海軍が継続して事故を起こすのは不可解であり、事故原因の究明には時間がかかるだろうが、米政府がアジア太平洋地域における均衡の再構築を掲げて以来、太平洋艦隊の活動が活発化し、これが商業海運の安全運航のリスクとなっている。」と指摘している。
      • 原文 August 22, 2017, Reuters (長谷部)
    • 5】有刺鉄線に代わる海賊侵入防止装備
      • 5】海賊の船舶への侵入防止として有刺鉄線の舷側への装着がBMPにおいて推奨されているが、有刺鉄線は船員にとってもまた危険である。多くの港湾は有刺鉄線を装備したままでの入港を認めていないため、船員は有刺鉄線の撤去や再装着に多くの時間を費やさなければならない。また、大量の使い古された有刺鉄線が海に捨てられているとも推測される。有刺鉄線に代わる有効な侵入防止装備として、高密度ポリウレタン(HDPE)プラスチック製の侵入防止装備は、次のような利点がある。①取り扱いが安全。②明るい塗装により視認性を高め、海賊の襲撃を抑止できる。③サビ、腐食がないため、有刺鉄線より耐久性が高い。
      • 原文 North P&I Club  (武智)
    • 6】EU Navfor、韓国海軍と今年3回目の合同訓練を実施
      • 6】ソマリア沖に派遣されているEU海軍(EU Navfor)旗艦であるイタリア艦Fasanは、韓国海軍艦デジョヨンと合同訓練を行った。訓練は、ソマリア沖海賊対策における両者の協力促進を目的に、捜索救助、ヘリコプター運用、海賊容疑船への乗船を含む、救急搬送と機動艇運用訓練を実施した。
      • 原文 August 25, 2017  EU Navfor  (武智)
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