2017/8/24 LROニュース(6)

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  • 2017.08.24 UP
    2017/8/24 LROニュース(6)
    • 1】北極圏及びその周辺で急増する中国による投資の脅威
      • 1】米国の非営利団体のCNAは「無制限の対外直接投資:北極圏の安全保障に対する新たな課題」という報告書を発表したところ、その概要は以下のとおり。地球温暖化に伴い北極海の資源開発の可能性が高まり、北極海沿岸国でない中国も強い関心を示している。中国のこうした資源戦略としての北極圏への戦略的な対外直接投資は既に900億米ドルに達している。過去、中国が南米やアフリカで行った天然資源目当ての環境問題等に十分な配慮をしないサブスタンダードな対外直接投資が北極圏でも行われれば、北極圏の環境保護・安全保障上の重要な脅威になりうる。こうした脅威に対抗するため北極海沿岸国は①北極海対外直接投資評価基準②北極圏開発規範③北極圏開発銀行の設立について多国間で取り組むべきである。
      • 原文 August 4, 2017, CNA (長谷部)
    • 2】USCG:LNG補給と同時に行う船上作業のリスク分析のためのガイダンス
      • 2】8月16日、米国沿岸警備隊(USCG)のLNG運搬国立専門センター(LGC NCOE)は船舶がLNGバンカーの補給を受けるのと同時に行われる乗客・船員の上下船、備品の積み込み、廃棄物の排出といった船上同時並行作業 (Simultaneous Operations: SIMOPS)を実施する際のリスク分析を海運事業者が行う場合の推奨手順を告示(Field Notice 01-2017)した。この告示は同様の推奨手順を港湾管理者に対して解説するために6月に出された通達(CG-OES Policy Letter 01-17)を補完するもの。
      • 原文 August 16, 2017, USCG Maritime Commons (長谷部)
    • 3】フーシ派が爆弾を積んだ遠隔操縦のボートを使用してサウジ連合軍を攻撃
      • 3】フーシ派は本年1月に爆弾を積んだ遠隔操縦のボートを利用してサウジのフリーゲート艦に対する攻撃に成功し、4月には同様の手段でサウジのジーザーン港の石油製品ターミナルに対する攻撃を行いもう少しで成功するところだった。7月29日には、イエメンのMokha港の埠頭に攻撃をかけ、着岸中の船舶の付近で爆発させることに成功した。フーシ派の直系であるSabaは12日と17日にも同様の手口を使ってMokha港周辺で攻撃を行っており、サウジ連合軍は同港の守りを固めている。国連はサウジ連合軍によるイエメン各港湾の封鎖が同国内の飢饉と病気の蔓延を招いていると推測しているが、サウジ連合軍側は一連のフーシ派による攻撃により医薬品を含む人道支援物資のイエメンへの搬入が困難となったと主張している。
      • 原文 August 17, 2017, The Maritime Executive (長谷部)
    • 4】マースクによるHamburg Sud買収に関する関係競争当局の認可状況
      • 4】マースク社によるHamburg Sudの買収については、既に3月に米司法省、4月に条件付きで欧州委員会からも承認され、承認が必要となる総計23か国の競争当局の承認のうち、現段階で12か国の承認を受けているが、依然として、中・韓・ブラジル・チリ・南アをはじめとする11か国の競争当局の承認を待っている状況にある。6月には、ブラジル当局の承認を得やすくするためにマ社は傘下のMercosul LineをCMA CGMに売却すると発表している。本買収に伴う経費削減効果は2019年までに3億5000万から4億米ドルにのぼると試算されている。
      • 原文 August 18, 2017, World Maritime News (長谷部)
    • 5】中国初の国産空母が秋にも試験航海の見込み
      • 5】中国共産党系の環球時報(英語版)によれば、大連船舶重工集団が遼寧省で建造中の、中国初の国産空母が今年秋に最初の試験航海に臨む見込みである。この試験航海は、第19回中国共産党大会に向けて、共産党の主要な業績となる見込みである。この国産空母はすでに動力システムの試験を終えており、9月には係留状態での試運転に入る予定である。試験航海では、様々な状況下での推進装置や通信システムの試験などが行われる。
      • 原文 22 August, 2017 環球時報(英語版) (武智)
    • 6】英国、次期SOSREPにChapman氏を指名
      • 6】英国海事沿岸警備庁(Maritime & Coastguard Agency)は、海難事故対応における閣僚権限代行(SOSREP)の後任に、Les Chapman氏を指名した。Chapman氏はカナダ王立軍事大学を卒業後、英海軍及びカナダ海軍で原子力潜水艦の指揮官などを務めたほか、英国港湾連合(Associated British Ports Ltd)、DNVなど海洋工学、危機管理及び運輸関連企業での経歴を有しており、海洋工学・科学・技術学会(IMarEST)、国民保護・危機管理学会、航海学会の特別会員、造船工組合の名誉会員などを務めている。
      • 原文 23 August, 2017 MCA (武智)
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