2017/8/16 LROニュース(7)

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  • 2017.08.16 UP
    2017/8/16 LROニュース(7)
    • 1】サイバーセキュリティ:GPSのバックアップ対策
      • 1】(論説)船舶は通常GPS等を使用して衛星との間で信号を送受信して、運航中の正確な位置を特定しているが、ハッカーがこの信号を妨害することは比較的容易にできる。航空機と違って、船舶はバックアップシステムを持ってこなかったので、GPSが正常に作動しなくなると、船舶が座礁したり、他の船舶と衝突する危険性がある。韓国と米国は衛星を使用しないeロランを、英・露はラジオ波を使用するシステムをバックアップシステムとして使用することを検討している。海運業界は近年GPS障害に悩まされることが多くなったが、意図的なサイバー攻撃か、太陽の活動の影響か不明確な場合が多い。
      • 原文 August 7, 2017, Reuters (長谷部)
    • 2】欧州委員会が「海洋ゴミに反対する世界の水族館」キャンペーンを開始
      • 2】7月27日、欧州委員会の環境・海事・漁業担当のベラ委員は「海洋ゴミに反対する世界の水族館」キャンペーンを開始した。世界中の水族館で海洋ゴミを使用した展示を行い、海洋ゴミの深刻性を伝えることを目的としたもの。1000万トンに及ぶ海洋ゴミが毎年発生しているが、5大陸の約100の水族館がキャンペーンに参加する予定。モナコの海洋学博物館では、モナコ王室のアルバート2世、UNEP事務局長、世界動物園・水族館協会の会長が出席してオープニングセレモニーが開催された。キャンペーンは10月にEU主催で開催される「私たちの海洋」会議を周知することも目的としている。
      • 原文 July 26, 2017, 欧州委員会(Hannah)
    • 3】政府間開発機構が第5回海上保安調整委員会(MSCC)を開催
      • 3】7月31日から、政府間開発機構(The Intergovernmental Authority on Development: IGAD)がウガンダで第5回海上保安調整委員会(MSCC)を開催し、前回会合(2016年8月)後のソマリアの違法で規制されていない漁業・海賊・不法外国漁船の問題等について、各地域政府・連邦政府・国際機関等から全ての関係者が集まって情報交換を行った。最終日にはエンテベ共同宣言を採択し、今後の行動計画として以下の諸点に合意した。①MSCC議長は海上保安に関する進捗状況について「ソマリア沖海賊に関する連絡協議会(CGPCS)」議長に報告する。②MSCCはソマリア独自の国家海上調整委員会(NMCC)を海上保安に関する全ての事案に関する調整組織として認定する。MSCCは「地域的な海上保安促進計画(MASE)」がNMCCやMCCの運営費用等を支援することを要請する。③MSCCは連邦政府に対し、海上における協力関係を再構築するためソマリア共和国と交渉を再開することを要請する等。
      • 原文 July 31, 2017, IGAD (長谷部)
    • 4】国際海運会議所が訓練・航海履歴記録簿の様式を改訂
      • 4】国際海運会議所(ICS)は、現在船員の間で広く使用されている各船員の訓練と乗船履歴を記録するICSの訓練・航海履歴記録簿の改訂版を発表した。個々の船員の訓練や乗船の記録をきちんと残すことは船員のキャリア形成や、船員の雇用者さらにPSCの検査官にとっても有用であり、関係者に簡単に認知されるためにも、国際的にも標準的な訓練・航海履歴記録簿として認知されているICSの記録簿を使用してほしいとICSは主張している。新たな記録簿は、2010年STCW条約マニラ改正の経過期間が終了したことに伴い、最新のSTCW条約の要件と、最近発効したILO海上労働条約の要件などもすべて考慮に入れて改訂されている。
      • 原文 August 7, 2017, ICS (長谷部)
    • 5】USCGが船舶の部品の供給に3Dプリンターの使用を検討
      • 5】米国沿岸警備隊(USCG)の船艇にとって予備部品があるか否かは時として重要な任務の成否を左右し、また勤務環境に大きく影響することがある。特に老朽化した船艇の部品は調達に時間がかかり、または製造が中止されていることもあるが、乗組員が重要な部品を3Dプリンターを利用して安価に製造した成功例が出てきたため、CGの研究開発センターは、組織として3Dプリンターの利用の検討を始めた。現在は検証段階で、5隻の船艇と5-6か所の陸上の基地に3Dプリンターを設置し、3Dプリンターの最も有効な利用方法を模索している。北極海のように遠隔地で運用される砕氷巡視船の部品の供給は従来当該船艇に部品を届けるのが困難であったので、3Dプリンターが部品の供給に果たす役割は特に大きい。
      • 原文 August 8, 2017, USCG (長谷部)
    • 6】イランのドローンが米空母に異常接近
      • 6】米海軍は、イランのドローンが8月13日夜に米空母ニミッツに対し複数回の異常接近を行ったことを明らかにした。米海軍報道官は声明の中で、ドローンは国際的に義務付けられる灯火を点灯しておらず、夜間航空機離発着作業中の空母に接近しで衝突の危険を生じさせており、国際的な海洋慣習と法を順守していないとして非難している。イランの同型ドローンは先週にも米軍戦闘機に接近して飛行している。この型のドローンは携帯型地対空ミサイル発射器を装備できるよう設計されているが、今回のものは非武装であった。
      • 原文 14 August, 2017 The Maritime Executive (武智)
    • 7】EU海軍、モンテネグロ護衛チームにメダルを授与
      • 【7】8月11日、EU海軍はソマリア沖でWFP(世界食糧計画)の支援物資運搬船の護衛に従事したモンテネグロ護衛チームに対し、EU安全保障防衛政策メダルを授与した。同チームは今年5月からアタランタ作戦に参加し、3か月間で10,000トン以上に及ぶソマリア支援食糧の輸送を支援した。
      • 原文 15 August, 2017 EU Navfor (武智)
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