2017/5/23 LROニュース(6)

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  • 2017.05.23 UP
    2017/5/23 LROニュース(6)
    • 1】シンガポール海事港湾庁とLloyds Registerが覚書を締結
      • 1】シンガポール海事週間に出席中のLloyds Register (LR)のCEOはシンガポール海事港湾庁(MPA)と二つの覚書を締結した。第一の覚書は、現行の両者の間の研究開発に関する協力関係を①船舶の運航状況をリアルタイムに監視するためのビックデータとインテリジェンスシステム②船舶の無人運航とそのためのロボット技術③船舶の維持管理と検査④3Dプリンターの活用などの分野に拡大することに合意し、第二の覚書は両者が中心となってスマートシップ技術開発のための発明センター (Centre of Innovation: COI)を設立することに合意した。COIは自動運航技術、先進的な情報解析、サイバーセキュリティなどの研究開発に取り組む。
      • 原文 Apr. 27, 2017, LR (長谷部)
    • 2】IMOが最新の特別海域、PCAs、PSSAsのリストを発表
      • 【2】MARPOLにおいては特別海域が附属書I,IV,Vにおいて、排出規制海域(PCAs)が附属書IVにおいてそれぞれ定められているが、新たな海域が設定されるたびごとに関連するMARPOLの附属書が改正されている。また、IMOは別途、特別敏感海域(PSSAs)を認定しているが、4月6日、特別海域、PCAs, PSSAsについて、当該海域が設定された期日とそれぞれの海域において強化された規制が発効する期日をまとめた回章(MEPC.1/Circ.778/Rev.2)を発表した。
      • 原文 Apr. 6, 2017, IMO (長谷部)
    • 3】デンマーク政府が海洋プラスチックゴミ削減のための国家計画を検討
      • 3】デンマーク政府の環境・食料大臣はEUがプラスチックゴミ削減のための戦略を策定し、デンマーク政府の諮問員会から循環型経済に関する勧告を受け次第、プラスチックゴミ削減のための国家計画作成について議会で審議を開始するように要請すると表明した。デンマーク政府は既に、排水から微小プラスチックを取り除く技術の開発や、住民や観光客に対する海岸や海におけるプラスチックごみの削減のための啓発活動に取り組んでいる。また同国は既に海洋ゴミを削減するための地域行動計画を策定するための複数の地域的な条約も締結している。
      • 原文 Apr. 28, 2017, State of Green (長谷部)
    • 4】USCGが代替BWMSの使用延長手続きを厳格化
      • 4】2016年の12月までは、米国沿岸警備隊(USCG)が型式認定したバラスト水管理装置(BWMS)が無かったので、IMOによって型式承認された代替管理装置(AMS)の使用が広く認められていた。しかし、2016年12月に3件、2017年4月に1件のBWMSがUSCGによって型式承認され、さらに2件について間もなく型式承認が認められるような状況を受けて、船主がAMSの使用許可を延長申請するにあたり、以下のような理由を書面でより厳格に証明しなくてはいけなくなってきている。①当該船舶に対する規制適用期限までに当該船舶に搭載可能な型式認定を受けたBWMSがないこと。②船舶の設計上現在型式認証されているBWMSの搭載が不可能なこと。③現在型式承認されているBWMSを搭載すると安全上の問題が生じること。
      • 原文 May 4, 2017, World Maritime News (長谷部)
    • 5】国際海運会議所が年次報告書を発表
      • 5】5月3日、国際海運会議所は2017年年次報告書を発表した。報告書では、地球温暖化ガスの排出規制、バラスト水管理条約の発効、2020年からのバンカー硫黄含有分規制の強化などについて触れられている。年次報告書の本体は以下のリンク参照。
      • 原文 May 3, 2017, ICS (長谷部)
    • 6】LNGタンカーへのテロ攻撃の危険性
      • 6】英国はLNGタンカーに対する船底付着式の爆弾によるテロの情報を2年前に入手して以来、海軍特殊部隊のエリート潜水士により、英国に入港するガスタンカーの船底調査を行っている。LNGはこれまで優れた安全性を記録しているが、爆破攻撃に対する危険性については不明確である。複数の研究によると、LNGタンカーのタンクは加圧されておらず、また液化メタンの着火には気化の工程を経て、精密な割合で空気と混合される必要があることから、LNGタンカーは爆発の危険は低いと結論付けられているが、爆発しないまでも、漏洩したLNGのプール火災による高温の危険性を指摘する研究者も存在する。攻撃によりLNGタンカーが喪失すれば、燃料の不足など英国経済に深刻な影響を与えかねないと英国海軍関係者は警告している。
      • 原文 May. 22, 2017 The Maritime Executive(武智)
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