2017/5/16 LROニュース(5)

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  • 2017.05.16 UP
    2017/5/16 LROニュース(5)
    • 1】ロンドン港湾局が環境基準に優れた船舶に対して港湾資料を割り引き
      • 1】2017年1月1日から、ロンドン港湾局(PLA)は、船舶からの排出ガスに関するIMOの基準を上回る船舶としてWorld Ports Climate Initiative (WPCI)によって評価された船舶に対して、テームズ川のターミナルの港湾使用料を割引する制度を導入したが、2017年第一四半期の実績として、自動車運搬船、コンテナ船、タンカーなど66隻の船舶を割引対象船舶として認定されたと4月24日に発表した。PLAは他の欧州内の港湾が港湾料金割引のために設定している排出ガス環境基準と同レベルの高い環境基準を設定し、同基準に合致するための船舶の大幅な環境性能の向上とそのための投資を奨励するため、テームズ川のターミナルを定期的に使用する船舶に対して、環境割引制度を導入したもの。PLAはテームズ川周辺の都市部の大気汚染を防止するため、大ロンドン庁(GLA)とロンドン交通局(TfL)と共同でテームズ川周辺地域の大気汚染防止のための戦略を考案中で2017年末までに作成・公表される見込み。
      • 原文 Apr. 24, 2017, PLA (Hannah)
    • 2】スタトイルがバレンツ海で新たな石油掘削を開始
      • 2】ノルウェーの国営石油会社であるスタトイルは環境団体の抗議にもかかわらず、バレンツ海のノルウェー側の5地点で5月から順次新たな石油掘削事業を開始する。5地点には、かつてロシアと領土紛争の対象となった北極圏最北端のKorfjellも含まれる。全ての掘削地点は、暖かな湾岸流の影響で海氷がない海域で、海面の少なくとも10%が海氷で覆われている海氷域からは約400km離れており、海象・気象条件は北海とほとんど同様である。グリーンピースは北極海における石油掘削を承認したノルウェー政府を裁判所に提訴しており、バレンツ海におけるいかなる恒久的な石油掘削施設の設置も危険であると主張している。
      • 原文 Apr. 24, 2017, Reuters (長谷部)
    • 3】米国がサイバーリスクをISMコードの中のSMSに取り込むことを提案
      • 3】米国は次回IMO海上安全委員会に、サイバー関連リスクを国際安全管理規則(ISMコード)に基づく安全管理システム(SMS)の対象に取り込むべきであるとする提案(MSC 98/5/2)を提出する。米国の主張の概要以下のとおり。海運における様々なサイバーリスクは広く認識されており、ISMコードの目的と運用基準に従い、きちんとリスクが評価され適正な対策が取られるべきである。最近の船舶には多くのサイバー技術が取り入れられ、サイバー攻撃に対して脆弱であることが判明しており、SMSにサイバーリスク管理に関する適正な指導・手続き・訓練要件などが盛り込まれるべきである。サイバーリスクの評価とリスク対応策に関する暫定的で拘束力のないガイドライン(MSC.1/Circ. 1526)は海運会社にとって有用である。
      • 原文 Apr. 24, 2017, SAFETY4SEA (長谷部)
    • 4】デンマーク、シンガポール、ノルウェーの海事当局が電子証書の促進で合意
      • 4】4月24日、シンガポール海事週間に参加中のデンマーク海事庁(DMA)、シンガポール海事港湾庁(MPA)、ノルウェー海事庁(NMA)の高官は海運関係電子証書の採用を促進するために覚書を締結した。覚書には、3か国の船籍の船舶で電子証書を活用すること、港湾入港時やPSC検査にあたり電子証書を正式な証書として受容すること、電子証書の発行・使用・受容に関する経験を相互に共有することなどが盛り込まれている。従来の紙の証書は、証書を発行する海事当局や船級協会、証書を適正に保持する船員や船主にとって、大きな負担となっており、電子証書の導入により、関係者の実務上の負担を大幅に削減することが可能となる。
      • 原文 Apr. 24, 2017, MPA (長谷部)
    • 5】2017年第一四半期の南アジア諸国における船舶解体と事故実績
      • 5】4月25日、NGOのShipbreaking Platform (SP)が発表したところによれば、2017年第一四半期において、インド、バングラデシュ、パキスタンの南アジア諸国に船舶解体のために売却された船舶は128隻で、海岸で人力による解体作業中に、11人の作業員が死亡し、最低4人の作業員が負傷した。パキスタンのガダニでは1月9日に、解体中のLPGタンカーから火災が発生し、5人の作業員が死亡し、1人の作業員が負傷したが、第一四半期中に、パキスタンに引き続き22隻が売却されている。バングラデシュのチッタゴンには37隻が売却され、6件の事故が発生し、3人の作業員が死亡し、3人が重傷を負っている。インドのアランには69隻が売却され、作業環境が改善されているとはいえ、死亡事故が2件発生した。
      • 原文 Apr. 25, 2017, Shipbreaking Platform (長谷部)
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