2017/4/6 LROニュース(9)

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  • 2017.04.06 UP
    2017/4/6 LROニュース(9)
    • 1】デンマーク海事庁がより古いAISのデータを公表
      • 1】デンマーク海事庁(DMA)は2014年から16年の船舶自動識別装置(AIS)のデータをwebsite上に既に公開しているが、今回2006年から2014年までのデータが公開された。データは向こう6か月間無料で取得できるが、データ量が膨大なので、その後はwebsiteから削除される予定。将来的にはDMAのwebsite上で常に直近の2年間のAISのデータが閲覧できるようにする予定。
      • 原文 Mar. 23, 2017, DMA (長谷部)
    • 2】国際ガス連合が環境面から見たLNGのバンカーとしての重要性を強調
      • 2】3月23日、国際ガス連合(IGU)は、G20エネルギー持続可能性WGで報告書を発表し、海運活動からの排気ガスの環境上への影響を強く非難し、LNGを代替バンカーとして使用することの重要性を強調しているところ、概要以下のとおり。硫黄含油分3%の既存のバンカーを使用する1隻の大型タンカーが排出する硫黄酸化物の量は、自動車5000万台から排出される硫黄酸化物の量に匹敵するので、G20は海運活動からの排気物質の抑制に対してもっと優先順位を挙げて取り組むべきである。したがって、船舶からの排ガス規制を強化するため必要となる規制を整備し、船主が船舶のバンカーをLNGに転換するための資金調達を促進し、LNGの技術開発とLNG供給施設の整備に対し資金供与することをG20政府に対し勧告する。
      • 原文 Mar. 23, 2017, IGU (Hannah)
    • 3】大宇造船海洋のCEOが本年黒字化しなければ辞任すると表明
      • 3】3月24日、大宇造船海洋のCEOがロイターのインタビューに対し「手持ち流動性の問題は若干あるにせよ、今年に関しては必要な受注量を確保しているので、今年収益が上がるか否かは、受注した船舶をいかに順調に竣工できるかにかかっており、今年黒字化が出来なければ辞任する。」と表明した。3月23日、韓国政府はDSMEに対する新たな救済策を発表したが、全ての関係者が痛みを分かち合う必要があるとして、政府系金融機関以外の債権者についても、債権の50%を資本と交換し、残りの無担保貸付金については償還期限を5年間延長すること。DSMEの労働組合に対しては、さらなるレイオフと賃金の20%削減に応じるように求めている。
      • 原文 Mar. 24, 2017, The Maritime Executive (長谷部)
    • 4】ロッテルダム港湾当局がバイオLNGバンカーの可能性調査を開始
      • 4】ロッテルダム港湾当局はLNGバンカーの開発に関心を有する企業(National LNG Platform)と協力して、再生可能な原料からLNGを生産してバンカーに使用するための可能性を調査する。LNGは他のバンカーに比べて環境にやさしく、LNGをバンカーとする機関は静穏性にも優れ、再生可能エネルギーを原料とすることで大幅に二酸化炭素を削減することができる。調査目的としては、第1に2030年までにバイオLNGを生産する技術と生産工程がどの程度まで実用化できるか、第2に、バイオLNGの原料が持続的に確保できるか、バイオLNGに対する将来の需要に関する市場調査、第3に、ロッテルダム港において実際にバイオLNGを生産し、輸送し、船舶に供給することに関する事業化調査を行う。2017年末までに大まかな研究成果を出して、それに基づきロッテルダム港としてバイオLNGの生産・供給に本格的に取り組むか検討を行う予定。
      • 原文 Mar. 24, 2017, Port of Rotterdam (長谷部)
    • 5】カナダのブリティシュコロンビア州政府がLNGバンカーを推進
      • 5】カナダのブリティッシュ・コロンビア(B.C)州政府は、交通・海運等の分野におけるLNGと再生可能な天然ガスの使用を増加させ、温室効果ガス(GHG)排出量を削減する天然ガス企業による投資を支援するために「気候指導計画」を作成・実施している。州政府は今般、クリーンエネルギー法に基づき2012年に導入された温室効果ガス削減規則(GGRR)を改正し、海運会社が既存の船舶をLNGバンカー船に改造することを促すためにガス事業者が海運会社に対して供与できるインセンティブの限度額を拡充し、ガス事業者がLNGばかりでなくRNGに対しても投資することを認めた。GGRRに基づく計画に対する州政府の財政支援はなく、必要な資金はガス事業者が負担する。ガス事業者によるLNGバンカリング施設への投資は、B.C.州が米国西海岸におけるLNGバンカリングの中心地となることを支援し、ますます多くのLNG船にLNGバンカーを供給し、世界的なGHG排出削減に繋げることができる。
      • 原文 Mar 22. 2017 British Columbia (Hannah)
    • 6】DSME追加救済策について債権者の同意がなければ裁判所管理に
      • 6】3月27日に政府とDSMEの債権者との間で、政府が打ち出したDSME追加救済策について協議が開始された。追加救済策では、政府系金融機関以外の債権者も債権の半分については債権と資本の交換に応じ、残りの半分については返済期限を延長しなくてはいけないが、大手債権者である公共部門年金基金などは、DSME社の不正な会計報告にだまされて同社の社債に投資しただけなので、債権者に大きな負担を強いる政府の救済策に対し強い難色を示している。こうした状況を受けて、DSMEに対する最大の債権者である韓国産業銀行は他の債権者との協議がまとまらず、追加支援ができない場合に備えて、4月中にもDSMEの資産が裁判所管理になった場合も想定して検討を進めている。DSMEが裁判所管理になれば、現在DSMEに船舶を発注している船主が発注をキャンセルできる権利が生じ、昨今の造船市況にかんがみ、多くの船主が経済的な動機から発注をキャンセルすれば益々DSMEは苦境に追い込まれることとなる。
      • 原文 Mar. 27, 2017, The Maritime Executive (長谷部)
    • 7】EU港湾サービス規則(PSR)が3月24日に発効
      • 7】3月24日にEU港湾サービス規則(PSR)が発効したが、これを受けて、加盟国は2年後の2019年3月24日までに同規則を実施するための国内法の整備を行わなくてはならない。新規則は港湾サービス提供の枠組みを定め、港湾管理者の経営上の透明性の向上、港湾サービス、港湾設備利用料金に関する共通の規則を定めている。新規則によって港湾関係サービスの透明化が進み新規参入が容易になり、平等な競争条件が担保され、港湾、港湾管理者、投資家にとって法的な不透明性が削減される。また新規則により、港湾使用料金とそれに対する公的部門による支援の状況が明らかになるので、共通基準から逸脱している公共的な補助を削減し、EU域内の港湾間での公正な競争が担保されることとなる。
      • 原文 Mar. 28, 2017, World Maritime News (長谷部)
    • 8】新たにコンテナ船7社が中国におけるターミナル手数料の引き下げに同意
      • 8】中国国家発展委員会の要請に基づき3月初旬にすでに、COSCO、マースク、MSCを含む主要11のコンテナ船社がターミナル手数料の引き下げに同意していたが、3月27日、同委員会はさらに7社が引き下げに同意したと発表した。各社はTEUあたり76元から127元手数料を引き下げ、TEU当たりの手数料は633元から731元のレベルに引き下げられた。貿易会社からの申し立てに基づき、当局は昨年から船社が徴収するサーチャージの実態を調査していたが、ターミナル手数料はサーチャージの中でも主要な手数料。今回の7社には、OOCL、ZIMなどが含まれている。
      • 原文 Mar. 27, 2017, 中国日報(長谷部)
    • 9】週間海上保安情報(3月29日-4月5日)
      • 9】イエメン:4月3日午前8時30分頃、、紅海南部のモカ沖15マイル付近で、商船がはしごやフックを持った6隻の小型船に追跡を受けた。商船は警報を鳴らし、武装警備員が配置につくと小型船は逃走した。ソマリア周辺では海賊の危険が高まっており、効果的な海賊対策をとっていない船舶が海賊に対し脆弱であることは明白である。イエメン:3月30日、中東の米軍トップであるVotel司令官は、イエメンのフーシ派勢力がバブ・エル・マンデブ海峡の通航に脅威を与えていると述べた。イランの支援を受けたフーシ派勢力は、沿岸にミサイルや機雷、自爆ボートなどを配備している。フーシ派はサウジアラビア主導の連合軍艦船を標的にしているが、商船が巻き込まれる可能性が高まっている。ナイジェリア:3月30日午前7時30分頃、ボニー島沖で武装した海賊がマルタ籍ばら積み船を襲撃し、船員6人を誘拐して逃走した。また、3月29日にはナイジェリア南部バイエルサ沖で海賊がタンカーを銃撃し、タンカーに乗船警備していた海軍兵と交戦となった。海賊の拠点に対する軍事作戦や海上パトロールが行われているものの、小湾が入り組む地形により十分な効果が上がっておらず、ギニア湾での誘拐事件は増加している。コロンビア:3月31日、カリブ海のバランキージャ港で6.2トンのコカインが押収された。これはコロンビアで過去3番目の押収量である。コカインはスペイン向けのスクラップから発見され、複数の犯罪組織が関与していると見られる。
      • 原文 Apr. 05, 2017 Protection Vessels(武智)
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