2017/4/20 LROニュース(5)

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  • 2017.04.20 UP
    2017/4/20 LROニュース(5)
    • 1】スウェーデン海軍の潜水艦基地が中国人投資家によって買収
      • 【1】2004年に、スウェーデン政府は、ゴットランド島にある遊休化していた同国海軍の潜水艦基地を、同国の民間人に売却していたが、同国の自動車メーカーのサーブを保有するロシア人投資家がこの基地を購入しようとしたため、同国海軍はこの基地を買い戻そうとしたが、900万米ドルの購入価格を提示していたロシア人投資家の提示額にははるかに及ばず国家安全保障上の重大な懸念があった。しかし、このロシア人投資家がリトアニアの銀行のSNORASの破綻に関連して、英国からロシアに強制送還され、一方で「白馬の騎士」として「スウェーデンの友人」を自称し、スウェーデンの医科大学にこの件とは別に4000万米ドルを寄付していた中国人投資家が,買収後スウェーデン海軍に無償で自由に当該基地を利用させることを条件に同基地の購入に成功し、スウェーデン海軍はひとまず安堵している。
      • 原文 Apr. 12, 2017, The Maritime Executive (長谷部)
    • 2】老朽化した改造大型鉱石運搬船は安全か?
      • 【2】(論説)3月31日、南大西洋上で沈没した韓国のポラリス海運の大型鉱物運搬船(VLOC)は浸水後まもなく真二つに折れて沈没したとされているが、1993年にVLCCから改造された船舶だった。その後同社の同様な改造VLOCの船体にも亀裂が見つかり修復作業に入っているところ。同社が所有する32隻のうち19隻が同様の改造船で韓国船級協会が検査を行っているが、同協会も検査基準の見直しの可能性について言及し、韓国の船員組合も改造VLOCの安全性に懸念を表明している。現在世界で運航されているVLOCの24%が同様の改造船で、30隻以上が船齢21年以上でうち3隻は船齢26年以上の老朽化船である。今回の事故は良好な天候の下で、衝突も起こしていないので、事故原因として鉱石の液状化は考えられず、人的ミスか大規模な構造上の欠陥が原因と考えられる。浸水が急速に進んだことを考えると、近年,鉄鉱石の積載速度が向上したことにより、船体の金属疲労が加速し、水面下の船体が破損したことが原因とも考えられる。
      • 原文 Apr. 13, 2017, Splash 24/7 (長谷部)
    • 3】ソマリア軍が海賊に誘拐されたインド人船員を全員無事救出
      • 3】ソマリア沖で海賊に乗っ取られたインドのダウから誘拐された船員は、ソマリア中部のガルムドゥグ国に4月10日に連行されたが、海賊がイスラム過激派のアル・シャバブの支配地域にさらに人質を移送しようとした際に、ソマリア軍が救出作戦にあたり、12日未明に、残っていた9人の船員を無事解放した。海賊は人質と引き換えに、インドで収監されている仲間の海賊の釈放をソマリア政府に要求していた。
      • 原文 Apr. 12, 2017, Reuters (長谷部)
    • 4】ReCAAP ISC、2017年第1四半期の海賊及び武装強盗発生状況を公表
      • 4】ReCAAP情報共有センター(ISC)が発表した今年第1四半期のレポートによれば、アジアにおける海賊及び武装強盗事件は昨年同期と比較し、全体としては17件から20件に増加しているものの、既遂事件が17件から15件に減少、未遂事件が0件から5件に増加している。この要因についてISCは、商船乗組員側が海賊の侵入対策を講じた結果と分析している。また、スールー海、セレベス海及び東サバ州沖での船員誘拐事件については、既遂が3件、未遂が3件発生し、船員2名が死亡し、10名が拉致されている。ISCは当該海域の迂回を引き続き推奨するとともに、やむを得ず当該海域を航行する場合は警戒を厳にし、必要な対策を実施し、沿岸の海上保安当局への通報を行うよう求めている。
      • 原文 Apr. 20, 2017 ReCAAP ISC (武智)
    • 5】USCG、ナウルなど18か国の港湾をテロ対策が不十分と評価
      • 5】米国沿岸警備隊(USCG)は、米国海事保安法(The Maritime Transportation Security Act)に基づく各国の港湾におけるテロ対策評価の結果、ナウルなど18か国をテロ対策が不十分としてリストアップした。米国の港湾に入港しようとする船舶で過去5港にこれらの国に入港履歴がある船舶は、米国入港時に特定の措置、条件が課されることとなる。リストアップされた国は次の通り:カンボジア、カメルーン(例外あり)、コモロ、コートジボワール、赤道ギニア(例外あり)、ガンビア、ギニアビサウ、イラン、リベリア(例外あり)、マダガスカル、ナウル、ナイジェリア、サントメ・プリンシペ、シリア、東チモール、ベネズエラ、イエメン(例外あり)。
      • 原文 Mar. 31, 2017 USCG (武智)
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