2017/12/22 LROニュース(5)

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  • 2017.12.22 UP
    2017/12/22 LROニュース(5)
    • 1】エネルギー供給ルートの多様化のために独がLNG輸入ターミナルを建設
      • 1】独政府は原子力発電からの撤退を決定しているが、原子力に代わるエネルギー源として、石炭は環境保護の観点から将来性がないし、太陽発電や風力発電などの再生可能なエネルギーは供給の安定性に問題があり、現在はロシアとノルウェーからのパイプラインによる天然ガスの供給とロッテルダム港経由のLNGの輸入に依存している。現在、独が輸入する天然ガスの63%はロシアからパイプラインで供給されているが、ロシアからの供給に依存しすぎることは輸入価格の急激な引き上げ等の政治リスクがある。そこで、独政府はエルベ川口のブルンスビュッテルに約6米億ドルを投資して、年間50億m3のLNGを輸入できる独初のLNG輸入ターミナルを建設する計画が持ち上がっている。この新たなターミナルは、2022年末までに開業し、LNGバンカリングとLNGトラックの燃料供給施設も整備される予定。
      • 原文 Nov. 27, 2017, Bloomberg (Dafnis)
    • 2】インド控訴院が武器の不法所持で服役中の英国人警備員に対して無罪判決
      • 2】インド洋でソマリアの海賊対策にあたっていた米国籍の警備船に乗船していた英国人6人を含む35名の民間武装警備員は、2013年10月にインド当局に不法に武器を所持していた罪で拘束され、2016年1月に同国の裁判所で有罪とされ5年間の禁固刑を申し渡され、逮捕以来既に4年以上服役中であったが、このほど控訴裁判所で逆転無罪判決を得た。2013年当時はソマリアの海賊活動が活発で、民間武装警備員をつけなければ、保険も付保できないような状況で、当該武装警備会社は英国政府から武器の所持・使用の許可も得ていた。英国人の6人の武装警備員はChennai Sixと呼ばれ、英国政府は即時釈放を強く働きかけていた。
      • 原文 Nov. 27, The Guardian (長谷部)
    • 3】週間海上保安情報(11月28日)
      • 3】イエメン:11月22日、オマーン湾で商船が5隻のスキフから銃器による攻撃を含む追跡を受けたが、攻撃は失敗に終わった。また、11月21日には、イエメンのムカラの南西沖で4隻の武装したスキフによる攻撃を受けたが、商船の乗組員は無事である。ドバイにある英国海軍情報収集機関(UKMTO)は、この地域の海賊は未だ活発であるとして警告を発している。関係当局は当該地域を航行する船社等に対し、ベストマネージメントプラクティス(BMP4)の遵守を強く求めている。ナイジェリア:11月22日、ボニー島の南南西約66マイルのギニア湾で、高速ボートがコンテナ船を追跡する事案が発生した。ナイジェリア海軍が艦艇を派遣し、高速ボートは逃走したため、コンテナ船は無事である。ナイジェリアでの海賊事件は多くの海賊が拠点を構えるナイジェリアデルタ地帯の沖で多発しているが、近年は150マイルもの沖合で発生しているものもある。アルジェリア:近年の不法移民の多発を受け、スペイン政府はアルジェリアに対し海上警備の強化を要求している。これまで数百人のアルジェリア人がスペイン沿岸警備隊に拘束されているほか、アルジェリア人不法移民が使用したと見られる投棄船舶も発見されている。なお、スペインのNGOはスペインで拘束されているアルジェリア人移民の処遇について非難の声を上げている。
      • 原文 Nov. 28, 2017, Protection Vessels Internationals (武智)
    • 4】欧州海上保安庁が2016年版EQUASIS世界船舶統計を発表
      • 4】サブスタンダード船を排除し、船舶の安全及び海洋汚染防止の一層の向上を図るため、2014年から欧州委員会、仏・英・西・米・星・日本がEQUASIS(European Quality Shipping Information System)を立ち上げ運用しているが、このほど欧州海上保安庁(EMSA)がEQUASISの情報に基づき、2016年世界船舶統計報告書をまとめて発表したところ、報告書本体は以下のリンクを参照。
      • 原文 Nov. 27, 2017, EMSA (長谷部)
    • 5】ReCAAP情報共有センター週間報告書 (11月21日―27日)
      • 5】アジア海賊対策地域協力協定情報共有センター(ReCAAP ISC)が11月21日から27日の間の週間報告書を発表したところ、当該期間中に発生した(報告された)4件の事件と1件の未遂事件のうち重要事件の概要は以下のとおり。①マレーシアのビントゥルからバタワースに向かって3700トンのヤシ核油を輸送中の艀とタグが、インドネシアのPenghibu島沖で、11月22日4時に短剣で武装した集団に襲われ、海賊は両船に乗っていた船員10名を捕縛したうえで、6人の船員とともに艀のみ奪取した。マレーシア海上法執行庁(MMEA)はインドネシア当局に艀の捜索を依頼したところ、11月23日18時ころに同艀を発見し、インドネシアのタンジュンピナン港に曳航した。艀で運送されていたヤシ核油は海賊によって持ち去られていたが、誘拐された船員は全部無事だった。(最重要カテゴリー1事件)②10月26日6時にインドネシア、ジャワ島のチラチャブ錨地に錨泊していたLNG輸送船にナイフとなたで武装した4名の賊が乗船したが、見張りが賊を見つけて警報を発したため、船長は乗員を船橋に集めて鍵をかけて立てこもった。船員にけがはなく、何も盗まれなかった。(重要カテゴリー2事件)。
      • 原文 Nov. 28, 2017, ReCAAP (長谷部)
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