2017/11/17 LROニュース(3)

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  • 2017.11.17 UP
    2017/11/17 LROニュース(3)
    • 1】大気中の二酸化炭素濃度が急増:過去80万年で最高の水準
      • 1】10月30日、世界気象機関(WMO)が発表した「2016年地球温暖化ガス報告書」によれば、2016年に大気中の二酸化炭素濃度が急増し、過去80万年で最高水準となった。人類による活動の増加とエルニーニョ現象の活性化により、2016年における世界の大気中による二酸化炭素の平均濃度は403.3ppmと、前年の400.0ppmから急増した。二酸化炭素の濃度は1750年以前の前工業化時代と比較すると45%増加している。同報告書の内容は、WMOの世界大気監視計画に基づく観測結果から得られたもので、他の地球温暖化ガスと合わせた二酸化炭素濃度の向上は、前例のない気候変動を惹起し、生態系や経済活動に大きな混乱をもたらす可能性があると結論付けている。
      • 原文 Oct. 30, 2017, WMO (長谷部)
    • 2】北米の大規模港湾ターミナルに対する投資家の姿勢に変化
      • 2】(論説)世界的な景気後退が始まる前までは、港湾部門への投資は機関投資家にとって、リスクのない安定した収益が期待できる投資先であったため、サブプライム危機が発生する直前の2007年には例えばドイツ銀行系列のファンドがニューヨーク港のMaherターミナルを27億米ドルで高値掴みするなどバブルに近い投資姿勢であった。しかし、サブプライム危機の発生以降、世界経済と海運市況が失速し、港湾部門への投資から得られる利幅も急速に縮小し、港湾部門はもはや安定的な投資先とはみなされなくなった。船社の統合やコンテナ船の大型化もターミナル運営会社にとっては新たな試練であり、ロス・ロングビーチやNYといった大規模港湾のターミナル運営会社の利益幅はますます厳しいものになりつつある。
      • 原文 Nov. 6, 2017, The Load Star (長谷部)
    • 3】週間海上保安情報(11月7日)
      • 【3】ナイジェリア:国際海事局(IMB)海賊情報センターによれば、11月3日、ボニー島の南南西約21マイルを航行中の原油タンカーが2隻の海賊船から攻撃を受けた。タンカーは警報を作動させて回避行動をとり、船外からの進入路を閉鎖してシタデルに避難した。ナイジェリア海軍が臨場したため海賊は逃走し、タンカーの船員は無事である。ギニア湾では海賊が広範に蔓延し身代金目的の誘拐を働いているが、この数週間でナイジェリア沖での事件が急増しており、米国海事局は警報を発出している。10月には銃撃や2件の誘拐を含む7件の海賊事件が報告されているが、その他報告されていない類似の事件も多くあると見られる。中国:11月3日、中国が新型の浚渫船を公開した。この浚渫船は1時間に6,000㎥の浚渫能力を有しており、南シナ海で更なる人工島造成に投入されるのではと懸念されている。イタリア:伊警察は11月4日、リビアからの密輸軽油100トン以上を運搬していたトーゴ籍船舶を10月26日に検挙し、インドネシア人船長を逮捕したと明らかにした。イタリアはリビア産燃料の不法取引において主要なハブとなっている。リビア:11月4日、リビア沿岸警備隊はエンジントラブルで漂流していた移民150人以上を救助しトリポリに連れ戻した。救助はイタリアと共同で行われ、救助された移民はほとんどが西アフリカ諸国から来ていた。リビア沿岸警備隊は、欧州向けの移民をリビアへ連れ戻すことを求めるEUの圧力を受け、パトロールを増やしている。チュニジア:10月31日、チュニジア海軍はスファックスの沖100キロを漂流している移民58名を救助した。欧州を目指す移民はリビアでの取締りの強化を受け、リビアを避けてチュニジアを含む他の北アフリカ諸国に迂回する傾向が強まっている。
      • 原文 Nov. 7, 2017, Protection Vessels Internationals (武智)
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