2019/09/20LROニュース(6)

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  • 2019.09.24 UP
    2019/09/20LROニュース(6)
    • 【1】国連気候変動担当特使が国連環境サミットで中国の提案を期待
      • 【1】各国政府による現状の国別GHG排出削減目標だけはパリ協定で定められた世界の平均気温上昇を「2℃と大きく下回る」程度に抑えるには不十分とされているので、9月23日に国連気候行動サミットが開催されるのを機にグテーレス国連事務総長は各国政府がより野心的なGHG削減計画を同協定で定められた提出期限より一年早く提出をすることを求めている。グテーレス国連事務総長は①2030年までにGHGの排出量を最低45%削減すること。②2050年までに炭素中立を達成するための計画を作成する事。③来年までに新たな石炭火力発電所の建設を禁止することを要請している。特に中国が今回のサミットでは注目されており、気候変動相当国連特使が、中国がサミットで野心的な提案をすることを期待すると語った。中国は7月のG20サミットの際に、フランスとの合同コミュニケでは2050年を目標年次とした長期的なGHG削減戦略を2020年までに策定することを盛り込んでいる。一方で8月のBASIC(ブラジル・印・中・南ア)会議では歴史的排出量が多く、豊かな先進国が気候行動の主な責任を負うべきであるとの従来のスタンスを確認する共同声明に著名しており、今回の重要なサミットでも当初の予定より低いランクの代表を送り込む姿勢だ。
      • 原文 September 11, 2019, Climate Change News(蘭潔美)
    • 【2】インド首相:使い捨てプラスチックの禁止を表明
      • 【2】9月2日から13日までインドで開催された国連砂漠化対処条約(UNCCD)の第14回締約国会議(COP14)で2年間議長国となったインドのモディ首相は他の国々へも、インドと同様、今後数年に使い捨てプラスチックを禁止することを要請した。同政府は10月2日からプラスチックで作られたレジ袋・コップ・皿・小ペットボトル・ストロー・特定の小袋を禁止する対策を取り、これにより国内プラスチックの消費が1400万トンまたは5%減少することが予測される。
      • 原文 September 9, 2019, NDTV(蘭潔美)
    • 【3】 ReCAAP ISC: 8月月間報告書
      • 【3】アジア海賊対策地域協力協定情報共有センター(ReCAAP ISC)が発表した8月の月間海賊報告書によれば、重要度3(賊が武装するも乗組員にけが人なし)の海賊事件1件及び武装強盗事件1件、最も軽微な重要度4(賊が非武装で乗組員にけが人なし)の海賊事件1件及び窃盗事件5件の計8件が、8月に同センターに通報されており、前年同月と比較して11%の減少となっている。本年1月からの8か月間の合計は、対前年比で未遂事件を含めて25%の減少、既遂事件だけで11%の減少となり、2007年以降最低の件数を記録した。事件数の減少は主に、バングラディッシュ、インドネシア、マレーシアにおける事件の減少によるものだが、シンガポール海峡において艀を曳航して航行するタグボートに対する襲撃が8か月で14件発生したことから、ReCAPP ISCは8月22日、「シンガポール海峡におけるタグや艀に対する事件に関する特別報告書」を発表して、海事業界や取締り当局に注意を促している。
      • 原文 September, 2019, ReCAAP ISC(若林健一)
    • 【4】 露が「2030年までのロシア連邦政府の海事戦略」を発表
      • 【4】8月30日、ロシア政府は「2030年までのロシア連邦政府の海事戦略」を発表したところその概要は以下のとおり。①2015年にロシア連邦政府の海事基本原則(Maritime Doctrine)が採択された際に、2010年に策定された海事戦略も見直すことが決定され、今回の新戦略が発表された。②この戦略の中では、2021年から2030年までの10年間にロシア政府が取り組むべき課題と優先順位が定められている。③さらに、この戦略は達成すべき目標と、目標の実施・情報の収集・戦略の実施状況の監視について、責任を持つ機関を明らかにしている。④2010年の前戦略では、取り組むべき課題がわずか13だったが、新戦略では大幅に多い43の課題を設定し、経済開発のための一般的な必要性・国家利益の保護・老朽化したインフラ等の更新・対ロシア制裁を含む国際関係の変更・旧態化した現行法規制の見直し・人材訓練教育・研究開発・環境問題の8分野に分類されている。⑤前戦略と比べると、生態系の監視と生態系への影響評価の部分が大幅に強化されている。
      • 原文 September 11, 2019, High North News(長谷部正道)
    • 【5】 北極海北航路で多くのプラスチックごみを発見
      • 【5】ロシア国立医療大学等の研究者が8月25日から9月8日にかけて、太平洋岸のウラジオストクから北極海北航路を横断してムルマンスクまで試験航海を行った結果、北極海の表面に多くのプラスチックボトル等の浮遊プラスチックごみが発見されただけでなく、バレンツ海やカラ海を中心に、1mmから5mmのマイクロプラスチックが大量に採取された。北極海北航路でマイクロプラスチックが実際に採集されたのは今回が初めてで、採集されたマイクロプラスチックの分析結果は2か月中に判明する見込み。
      • 原文 September 11, 2019, High North News(長谷部正道)
    • 【6】 国連持続可能な開発目標・気候変動サミット:欧州議会説明資料
      • 【6】9月23日から25日まで開催される国連持続可能な開発・気候変動サミットに関する欧州議会説明資料を入手したところその概要は以下のとおり。①国連総会が持続可能な開発目標(SDGs)を採択して以来初めて、9月24日から1日半の日程で国連ハイレベル政治フォーラムがSDGサミットとして開催される。②サミットでは17の開発目標についてこれまでの4年間の進捗状況と今後の課題について評価を行う。③今までのところ、国際的には政治的指導力等が欠如し、気候変動(SDG13)、生物多様性(SDG15)、不平等(SDG10)、飢餓(SDG2)等の分野で危機的な傾向が続く中でサミットでは、各国代表が単なる演説ではなく、明確な約束を表明し行動する必要がある。④9月23日には、国連事務総長が気候変動サミットを開催し、各国が既存の国別GHG削減目標(NDCs)を来年に見直しを行う前に、政治的なモメンタムを盛り上げることを目標に、野心的な気候変動対策の強化を図る。
      • 原文 September 12, 2019, EU(長谷部正道)
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