2018/8/14 LROニュース(5)
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2018.08.15 UP
2018/8/14 LROニュース(5)
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【1】 中国と中・東欧諸国が16+1年次会合を開催
- 中国と中・東欧諸国による16+1経済貿易フォーラムは2011年にハンガリーの首都ブタペストで創設されたが、本年はブルガリアで開催された。16か国の内訳は、ブルガリア・クロアチア・チェコ・エストニア・ハンガリー・ラトビア・リトアニア・ポーランド・ルーマニア・スロバキア・スロベニアのEU11か国と、アルバニア・ボスニアヘルツェゴヴィナ・マケドニア・モンテネグロ・セルビアのEU加盟を希望している5か国で構成されている。中国は国営海運会社のCOSCOがギリシャのピレウス港湾庁の経営権を握り、ピレウス港を南欧・中央・東欧進出の窓口にしたが、近年は西バルカン諸国に影響力を拡張しようとしており、ピレウス港から西バルカン諸国を経由して全欧州に物流ルートを構築することは、現在対中貿易の窓口港となっているロッテルダム港やハンブルグ港の権益を損なうことになりかねず、EU主要国との新たな緊張関係を招いている。 原文 May 23, 2018, Euractiv（長谷部正道）
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【2】 露越合弁企業による南シナ海の資源開発に中国が不快感を示す
- ロシア国営石油会社のベトナム合弁企業であるロスネフチ・ベトナムによる南シナ海での資源開発について、中国政府の報道官は5月17日の定例記者会見において、あらゆる国、機関、企業、個人も中国の水域において中国政府の許可なく石油や天然ガスの開発を行ってはならないとして不快感を示した。同報道官は、関係者は中国の主権と法的権利を最大限に尊重するとともに、相互関係や地域の平和と安定に影響を与える行為を取らないよう強く求めると述べている。 原文 May 17, 2018, Reuters（武智敬司）
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【3】 韓国：LNG供給体制を強化
- 韓国海洋水産部は、硫黄排出規制によるLNG燃料船の増加を見込み、韓国船舶海洋技術研究所（Korea Research Institute of Ships & Ocean Engineering）や海洋装備研究所（Korea Marine Equipment Research Institute）など国の研究機関と共同で、LNG燃料供給プロジェクトを開始した。LNG運搬船の建造においては高い専門技術を有している韓国だが、LNG燃料船の普及や燃料供給体制の整備はまだ十分に進んでいない。そのため、今夏中に最初のLNG燃料船を発注するとともに、今後、釜山港と蔚山港に燃料供給設備を整備していく。 原文 May. 21, 2018, 聯合ニュース（野口美由紀）
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【4】 米、RIMPACから中国を排除
- 米国防省報道官は5月23日、米海軍が今年予定している世界最大規模の海軍演習であるRIMPACについて、中国への招待を取り消すと発表した。中国が続ける南シナ海の軍事拠点化が地域の緊張と不安定化を高め、RIMPACの理念と合致しないためであるとしている。米国は声明で、中国による南シナ海の軍事拠点化は米国及び世界との約束違反であるとして、中国が南シナ海に配備した軍事施設の即時撤去と軍事拠点化路線の転換を求めている。これに対し中国政府は、南シナ海における中国の行動は自国防衛のためであり、米国によるグアムやハワイの軍事拠点化に比べればごく小規模であるとして、今回の招待取り消しを非建設的な動きと批判している。 原文 May 23, 2018, Global Security（武智敬司）
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【5】 サウジ連合軍がフーシの自爆ボートを攻撃
- サウジ主導連合軍が、イエメンの武装組織フーシによる自爆ボートを攻撃し、タンカーなどの商船に対する攻撃を阻止したと、複数の現地メディアが報じている。UAEの国営ニュースによれば、連合軍が紅海において、民間タンカーを狙った2隻のボートを破壊し、残り2隻のボートは逃走したと報じている。またサウジの国営ニュースによれば、爆発物を装備した複数のリモコンボートが3隻の商船に攻撃を仕掛けるも、商船を護衛していた連合国艦船に阻止されている。この件に関して、フーシ及び連合軍いずれもコメントしていない。 原文 May 23, 2018, gCaptain（武智敬司）