2018/6/5 LROニュース(4)

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  • 2018.06.06 UP
    2018/6/5 LROニュース(4)
    • 【1】 スウェーデンで海洋マイクロプラスチックの研究が始まる
      • スウェーデンのタンカー会社Concordia Maritimeは、同国海洋環境研究所と共同で海洋でのマイクロプラスチックに関する情報を収集するため予備的研究を開始したことを発表した。本研究は、Concordia Maritime社の出資によるもので、タンカーに採水装置を取り付け、採水したサンプルを研究者らが分析し、マイクロプラスチックの量や分布、生物への潜在的な影響をついて明らかにしていく。海洋のマイクロプラスチック問題は、その量や環境・生物に与える影響がまだ十分に解明されていないため、今回の研究が評価されれば数年はプロジェクトを続けるとConcordia Maritime社のCEOは述べている。
      • 原文 Apr. 18, 2018, Concordia Maritime(野口美由紀)
    • 【2】 欧州委員会が海洋空間計画(MSP)作成のための最終手引書を公表
      • 4月17日、欧州委員会は、未だ海洋空間計画を策定していない加盟国のために最終的な技術的なガイダンスである「海洋経済発展のための海洋空間計画(MSP)」を作成し公表した。同ガイダンスは3部構成となっており、第1部はMSP作成の前提としての海洋の将来ビジョンを策定するための「海洋計画中の将来ビジョンを策定するためのハンドブック」から構成されている。第2部は、海上風力発電、潮力・波力、海洋観光、海洋鉱物資源開発、海運と港湾、石油と天然ガス、海底ケーブルとパイプライン、漁業、養殖業の9分野について、MSP作成の過程において、各分野の持続可能な発展をどのように取り込んでいくかについて解説している。第3部は、MSPに基づき各分野の事業が順調に発展しているかを監視・査定するための指標を作成するための「海洋空間計画に関する指標作成のためのハンドブック」から構成されている。
      • 原文 Apr. 17, 2018, 欧州委員会(長谷部正道)
    • 【3】 ノルウェーのフェリー会社が完全電動自動運航フェリーを導入
      • ノルウェーのフェリー会社であるFjord1社は13隻の完全電動の新型フェリーを建造中だが、Rolls-Royce Marine(RRM)社のアジマススラスターとAutocrossing system(自動横断システム)を導入し、船長の監督の下、離着岸を除く船舶の運航を自動で行う新型フェリーを導入すると発表した。安全で予測可能性と環境性能が高い運航を実現するため、新型電動フェリーは同システムにより自動的に速度と進路がコントロールされる。船長は離着岸時のみ従来の方法で操船を行うが、何らかの理由で船長が操船を行えなくなると、システムによってフェリーは岸壁から安全な距離の場所に自動的に停船し待機するように設定されている。5隻のフェリーは、ノルウェー政府が指定した自律運航船の試験海域で運航される予定で、同システムは完全な遠隔操船・自律運航技術を開発するための試金石となる。RRM社のアジマススラスターを既に装備している船舶に対しては、Autocrossingシステムを後付けすることも可能である。
      • 原文 Apr. 17, 2018, RRM(長谷部正道)
    • 【4】 ロッテルダム港が滞船時間を短縮するための情報プラットフォームを導入
      • 4月18日、ロッテルダム港は同港に入港する船舶の滞船時間を平均20%削減するための新しいアプリであるProntoの導入を発表した。Prontoを関係者が利用することにより、ターミナルの利用の効率化を促進し、燃料の給油を含む入港した船舶に対する様々なサービスの提供を正確に調整・計画することができるようになる。滞船時間の短縮により、滞船中の船舶から排出される二酸化炭素の削減を図ることも併せて可能となる。Prontoは国際標準に従って作成されており、船社・サービス事業者・代行業者等に入港する船舶に関する情報を共有するデジタルプラットフォームを提供し、これらの関係者がそれぞれの業務を最も効率的に最適化するために計画・実行・モニターすることを可能とする。
      • 原文 Apr. 18, 2018, ロッテルダム港(長谷部正道)
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