2018/4/5 LROニュース(5)

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  • 2018.04.06 UP
    2018/4/5 LROニュース(5)
    • 【1】 INTERCARGOが硫黄含有分規制等について現実的な対応を求める
      • ドライバルク貨物船の国際的な船主協会であるINTERCARGOは3月5日に総会を開催し、IMOの規制に関しいくつかの意見表明を行ったところその概要は以下のとおり。①2017年には、2件の重大事故が発生し、32名の船員が犠牲となり、高密度の貨物の構造的完全性(structural integrity)の既存の基準に疑問を投げかけたので、徹底的な事故原因の究明と再発防止策の検討を望む。②2020年のバンカーの硫黄含有分規制強化については、世界のすべての港湾において新規制に適合するバンカーが供給される保証がないので、移行期間の当初において現実的な対応を求める。③バラスト水管理装置(BWMS)についても、型式承認を受けて船舶に設置されているBWMSを使用しても、D-2基準を達成できない場合があるなど、既存船にあとからBWMSを設置する際の課題が残っており、BMWS運用にあたって、世界の港湾において、予備部品の確保を含む適切な支援制度を構築する必要がある。
      • 原文 Mar. 6, 2018, INTERCARGO(長谷部正道)
    • 【2】 マースク等が適切な船舶解体を進めるための有志連合を結成
      • 3月7日、マースク、Hapag-Lloyd等の有志船社、Standard Chartered Bank等の有志海事金融機関、ロイズ船級協会、非営利団体のForum for Future, Sustainable Shipping Initiativeが国際基準に従った責任ある船舶のリサイクルを進めるため船舶リサイクル透明化イニシアティブ(Ship Recycling Transparency Initiative: SRTI)を立ち上げた。船舶金融会社・投資家や荷主も適切な船舶のリサイクルに関心を持ち始めているため、オンラインプラットフォームを設置して、参加船社(船主)が、合意された基準の下に自社の船舶のリサイクルに関する情報を開示して、船舶の適切なリサイクルに興味を持つ船舶金融会社・投資家・荷主が、適切な船舶リサイクルを実施している船社を選択することを可能とすることによって、船舶リサイクル全体の透明性の向上と、適切なリサイクルを実施する船社にインセンティブを与えることを目的としている。
      • 原文 Mar. 9, 2018, ロイズ船級協会(長谷部正道)
    • 【3】 台湾野党、尖閣周辺での日本の漁業取締に抗議するよう主張
      • 台湾の野党第一党である国民党の複数の議員は、尖閣諸島付近の海域で台湾漁船が日本の取締船から放水を含む取締りを受けたことについて、日本側から正式な対応がなければ事実上の大使である駐日代表を召喚すべきと、蔡英文政権に対し主張している。日台関係が良好な中、漁業問題は最大の障害となっており、国民党は、蔡総統の親日的な姿勢が平等な日台関係の実現を阻害していると主張している。台湾側は日本政府に対し、本件は台湾領海付近での日本側による過剰な取締りであり、国際法に違反しているとして非難を申し立てており、追跡を受けた漁船は日台で交渉が行われている暫定境界線を越えていないことを強調している。蔡政権によれば、本件にかかわらず3月15日からの日台の漁業交渉は行われる予定で、本件漁船の越境の有無を含め、必要な事項はここで議論されるべきとしている。
      • 原文 Mar. 07, 2018 ASIA TIMES (武智敬司)
    • 【4】 中国、米空母のベトナム寄港を「無駄遣い」
      • 米原子力空母のハノイ寄港について、3月7日付の人民日報は「無駄遣い」と評している。同紙によれば、ベトナム政府は長期的戦略ビジョンとして米中双方と同時に関係進展を図っており、米国とベトナムの軍事協力が新たなレベルに達したとしても、それによってベトナムが中国に対する米国の前線基地としての役割を推し進めることにはつながらないとしている。また、南シナ海における緊張は「心理的レベル」に過ぎず、中国がこれを無視すればなんら効果はないとしたうえで、中国は南沙諸島の島々を一夜にして軍事化する能力を有しているとしている。
      • 原文 Mar. 07, 2018 ASIA TIMES (武智敬司)
    • 【5】 ロールスロイス社がIntelligent Awarenessシステムを発表
      • 3月6日、ロールスロイス社は、既存船のために夜間・荒天・交通混雑海域において運航の安全性を高めるために、複数のセンサーから収集した情報をインテリジェントソフトウェアを活用して4つのモードに加工し、操船者の船舶周辺認識能力を向上させるIntelligent Awareness(IA)システムを開発して発表した。IAは自律運航船のために開発された技術だが、既存船の操船者の周辺認識能力を高めるためにも活用できる。IAは同社が先進自律水上船(Advanced Autonomous Waterborne Application: AAWA)開発事業に参加した経験をもとに、商船三井などの船社と連携して、光を用いたリモートセンシング技術の一つであるLIDAR(Light Detection and Ranging)技術をもとに開発され、GPS情報とリンクして、操船者が肉眼では見えない周辺状況を3D等の4つのモードで認識することを可能とする。
      • 原文 Mar. 6, 2018, Rolls-Royce (長谷部正道)
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